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#88 YouTubeは現代版寺子屋

若いほとんどの方が知っているYouTube。
YouTubeとは、海外企業のGoogleが提供する動画共有サービスです。

2006年にサービスをスタートし、14年の月日が経ち、現代では30代以下の方々はテレビよりYouTubeを視聴する人が多いでしょう。
そして、今では子供達のなりたい職業ベスト5に入る仕事です。

僕も昨年からYouTubeを見ていますが、今後の社会がいろいろ大きく変わる予感がしました。
今回は、ユーチューバーの考察と今後の予想についてお話させていただきます。


ユーチューバーの使っている商品が売れる

昔はグッチやルイヴィトンなど、好きなブランドで鞄や服などを選んでいた方ががほとんどでした。
しかし最近は、ユーチューバーの使っている商品が爆売れ品薄になる現象が頻繁に起こっています。

子供達に大人気のヒカキンさんが、玩具やお菓子などを紹介した商品が売れる現象はありましたが、凄い品薄になるという情報はありませんでした。
でも、今年から急激に大きな変化が起きています。

ヒカキンさん:高級パソコン、パソコン周辺機器など
ヒカルさん:自社ブランドのシャツ、靴など
メンタリストDaiGoさん:本、健康器具など

ヒカルさんだと、ロコンドという企業が初めて靴を販売するということで、ヒカルさんがデザインした結果、約1万2千円する靴で2,3日で2憶円以上の売上を出しました。

また、メンタリストDaiGoさんは、本を紹介するとすぐに品切れになり、3倍以上の価格で転売されています。
また、5万円以上のステッパーも売り切れてしまいます。

彼らがYouTubeで1回紹介するだけで、高額商品が1日も経たないうちに売り切れ、販売が追い付かない状況になります。


今後の企業の変化

企業に広報部が存在すると思いますが、そろそろ広報部がいらない時代に突入するような気がします。

なぜなら、店頭POPやテレビCMなどの企画を考える広報部や、CM代理店を使うより、ユーチューバーに頼むだけなら大きな経費削減になります。

今までのプロモーションは、良い感じにテレビCMやチラシを作れば、良い商品でなくても売れる時代でした。しかし、子供を含む若い世代はSNSも見ているので、商品の質がすぐにわかります。

人気ユーチューバーも自分の信頼を失って再生数を減らしたくないため、質の悪い商品の紹介はしません。

そのため、メーカーブランドは関係がなくて、質の良い商品は売れる時代に突入するでしょう


YouTubeが寺子屋とは

お話した通り、ユーチューバーの影響力でブランド力が関係なくてもモノが売れる時代です。

もう1つ感じたことが教育の変化
オリエンタルラジオの中田敦彦さん、メンタリストDaiGoさん、ホリエモンさんのYouTube動画が教育に大きな変化を与えています。

どのような変化かというと、『AI/5G社会になると、終身雇用や年功序列は崩壊して、これからは自分で稼ぐ成果型の社会になるよ』というものです。

まだAI/5G社会にはなっていませんが、ユニクロやスーパーなどでは近い変化が起きています。
店員さんのいないセルフレジを見たことがあると思います。

今まではレジには必ず人が必要でした。
しかし、どんどんレジのスタッフを減らしています。
これはテクノロジーが日々進化し、企業が人件費削減を進めているからです。
人件費を削減すれば利益が上がるので、労働者1人1人の給料を増やすことができます。

そこで、時代を先読みしているユーチューバーが「自分で考えて稼ぐ人間にならないと、今までの雇われ作業の考えじゃ稼げないよ」と教育しています。

学校というものは先生を決められず、行かなければいけないものです。
しかし寺子屋は、自分で先生を決めて学びに行くものです。
このように考えると、ユーチューバーは《現代版寺子屋》ではないでしょうか?


社会人より稼ぐ学生が増えている

学生が稼ぐといえば、今までは新聞配達や飲食店のアルバイトなどがありました。これら全て、経営者に雇われて時給を貰う方法です。

しかし現代では、ユーチューバーの影響を受けて、YouTubeで動画配信したり、ブログを書いて、広告収入で稼ぐ学生が増えています。
アルバイトや新卒でも月20万円未満の方が多いと思いますが、月20万円以上稼ぐ小中学生がいると思うと、どちらが稼げるがはっきりとわかります。

彼らはユーチューバーの方々のアドバイスをしっかり理解し、行動してきたため、雇われなくても自分の力で稼げるようになりました。

今後、ユーチューバーの影響を受けて、雇われずに自分の力で稼ぐ若者が増えるでしょう。


今後は学校教育だけでは働けない時代に

今までは、学校で勉強して、入社すれば終身雇用で働き続けられて、年功序列で給料の上がる時代でした。
つまり、仕事を覚えて続けられれば安定した収入で生活できました。

しかし、終身雇用と年功序列が崩壊した今、若くてもクビになったり、いじめられて鬱病になって辞めざるおえなくなったり、給料が上がりにくい状況です。

今後、社会人になるための教育は、暗記が得意な指示通りに動く人間ではなく、自分で考えて稼ぐ教育です。
必要なスキルとしては、次の通りです。

・個性を活かした創造力
・分析力
・行動力
・コミュニケーション力
・逆境力

これらは義務教育では学べません。
コミュニケーション力が身につくと考える人が多いでしょうが、学校の先生がよく言う「みんながやってるんだから、あなたもやりなさい」はコミュニケーションではなく、個性を無くす教育です。

今後は、自分が生まれ持っている『個性』を早期発見し、伸ばし続けることが大切です。
個性を活かせられる人ほど、オリジナルのスキルで、お金に変える力になります。


おわりに

コロナウイルスによって、リモートワークやオンライン授業が増えています。無理やり会社や学校に集まって集団感染すると、会社や学校を2週間以上閉鎖することになり、またニュースになって大きなイメージダウンになります。

でも、今までの「会社に出社することが正しい」と考えるおじさん社員が学校の先生は、維持でも出社や登校させようとします。
なぜなら、彼らは変化に順応できないからです。

歴史上、働き方は常に変化し続けてきました。
手作業の農作業から農機具へ、馬車は自動車へ、FAXはメールへ…

時代に順応できない人は仕事がなくなり、お金を稼ぐことができなくなります。

コロナウイルスが収束しても、今後AI/5Gが世界に広がると、単純作業は人からAIロボットに変化します。
「そんなの嫌だ!」と思っても、経営者にとっては作業効率を上げないと、労働者に満足した給料が払えないし、競合他社に負けて倒産してしまいます。

今ではスマホ1台あれば、YouTubeやブログなどで1円でも稼げる時代です。
時代に取り残されないために、人気ユーチューバー達の言葉を信じて、まずは行動することをオススメします。

サポートは、子供達や若者達の教育投資にご利用させていただきます。何卒よろしくお願いいたします。