04.顧客リサーチのやり方
コンサル型ビジネスを始める上で、「顧客はこういうことに困っているのではないだろうか?」ということが、妄想であっては意味がありません。
意味がないどころか、自分の希望的観測で「きっとこういう人がこういうことに困っているに違いない!」と決めつけて、商品を用意し、マーケティングをスタートし、長い年月をかけて構築したビジネスが、始めてみたら全く売れない、なんてことになりかねません。
もっと悪いことに、そこまで時間をかけたり、頑張って勉強をしたり、一生懸命に商品を作ってしまうと、そのかけたコストから「これをなんとか売らなければ」という焦りが生まれ、そのビジネスに見切りをつけることもできなくなります。
これは本当によくあるサンクコストの呪いです。使ってきたコストが勿体無いからと、売れもしないビジネスに執着してしまうということです。
そうなってしまうと、もう誰の言葉も耳に入りません。
だからこそ、「売る方法」という名目の、人を騙す方法を学び出すわけですね。
そうなっては目も当てられません。
いいでしょうか?
そんな魔法のノウハウなどいらないのです。
顧客が欲しい商品サービスを用意すれば、それは自然と売れます。ただそれだけです。それだけのことを、さも「この方法を知らないと売れませんよ」と、なんちゃらマーケティングを学ばせる人たちがたくさんいます。
そうではなく、顧客が欲しいものを用意する。
価値を作り、それを必要な人に届ける。
それだけのことです。
そのためには、「顧客がこういうことに困っているかも?」「私はこれを売れると思う」といった根拠のない妄想は捨てることです。
顧客に実際に話を聞き、現実を見るのですよ。
リサーチとは現実を知る、ということです。
それでは、妄想で終わらない顧客ニーズを発見するために、顧客リサーチの方法を学んでいきたいと思います。
では行ってみましょう。
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