06.競合調査の意味とビジネスアイデアの作り方
よく「競合調査をしましょう」という話があるので、ここで競合についての考え方に触れておきます。
最初に断言しますが、個人ビジネスにおいて競合の存在ははっきり言って脅威ではありません。
ほとんどの人が
「競合がいるから自分のビジネスがうまくいかない」
「競合と差別化しなければ」
という錯覚にとらわれていますが、はっきり言って、個人レベルのビジネスで市場規模や競合数が影響することは非常に少ないです。
個人ビジネスの問題は「売れない」「集まらない」「儲からない」の3つに集約されると僕はよく言ってますが、「売れない」「集まらない」の問題は、基本的には競合の問題ではなく、先ほど「市場の定義」でお話しした市場と言えるターゲットを対象にしていないことがほとんどです。
顧客が欲しいものを売っていないから買われないだけであり、競合がいるから買われないわけではないのです。
個人ビジネスは『自分で決定した市場とビジネスモデルの誤り』で、失敗が起きているだけであり、競合のせいにするのは思考停止です。正しい市場、正しいビジネスモデルを持てば、あとは行動レベルで個人規模のビジネスは成り立ちやすい傾向にあります。
では、競合を調査する意味がないのか?といえば、そうではありません。
ビジネスアイデア、つまり、「誰に何を提供するのか?」という基本アイデアを作る際には特に競合調査は必要になります。
今回は競合の意味、競合調査の方法、その調査からビジネスアイデア作りまでの考え方を紹介していきます。
それでは行ってみましょう。
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