映画メモ: ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

最近、朝活再開で外にでて勉強することが増えたのですが、スタバは7時まで開かないのと、毎日だとお財布への影響が大きすぎるので、程よく朝マックをとりいれています。

そこでよく思うのが、一体全体どうやってこの安さが実現できるのだろう…ということ。マクドナルドって、過剰包装で不健康で、決して好きじゃないんですが、ビジネスという視点では、やっぱすごいよなって思うんですよね。

オペレーションやサプライチェーン、ローカリゼーションのすごさもありますが、数年前にどこかの帰りの飛行機の機内でみたこの映画を思い出しました。

https://youtu.be/cdjaeGH1bdc

You're not in burger business. You're in real state business.

のちにマクドナルド初代CEOとなる財務コンサルタントのHarry J. Sonnebornが、薄利なビジネスで財政難に陥っていた主人公Rayへドヤ顔で言い放つシーンです。

個人的に、このシーンがすごくかっこよくて好きです。たぶん私はこういうのに憧れて今の職を選んだのではないか、とさえ思います(笑)

マクドナルドの大成功のシーズは、間違いなくマクドナルド兄弟が考案したスピーディーでシンプルなオペレーションモデルにあります。

ただ、イノベーションは普及しなければイノベーションと呼べません。

彼の人格のやばさはおいておいて、優秀なシーズをフランチャイズという手法と圧倒的な執着心で飛躍的に拡大させたのはRay Krocの偉業でしょう。

しかしそれも彼だけは、一瞬にして終わりを迎えたことでしょう。

優秀で持続可能なビジネスモデルと、それを提案したSonnebornに出会ったからこそ、マクドナルド帝国の揺るぎない地位を築くことができ、今でもマクドナルドは、世界一の不動産オーナーであり、各地で優秀なリーダーのもと進化を続けています。

そう思うと、一人の天才や一人のカリスマにスポットが行きがちな成功企業の創業ストーリーの背後には、実は多くのキーパーソン人が関わっていて、それが偶然あわさってうまくいったというものが本当のところなのでしょう。

私はRayのタイプからは程遠くて、そうなりたいとも思わないけど、彼の異常なまでの執念はある意味、天才的で、そういうパッションを持った人しかできないこともある。一方、マクドナルド兄弟からしたら、Rayは嘘つきで裏切り者で残酷で、人間として終わってる。ただ、皮肉にもRayがいたことで、世界中の人がマクドナルドの名前を知っています。

見るの2回目だったけど、やっぱり面白い映画だったなー!

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