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「手話歌」

沈黙を破り、情熱に語ります。失礼します。

『手話歌』は賛否両論に分かれるとよくあるが、世の中、歌がある限り、手話歌は中々消えることはないんですね。

私が尊敬している手話界で有名な故・米内山明宏氏もカラオケ🎤で手話歌を歌った様子もYouTubeでも公開されています。短歌、川柳なども然り。その講演会にはデフ友人とその友人だけで席がガラーンの時もあるそうですが、私には理解できます。

ただ対訳で歌える大人があまりいないのと、聴者、若しくは、コーダの知ってる曲の数には負けるという劣等感から他のデフがちょっとだけでも手話歌を披露すると嫉妬感が生まれてしまう人も存在しています。

それよりも大事なのは何か?未来のデフの子供たちです。

親がもし歌えていても生まれてきたデフの乳児の為に一生歌わないって如何ものでしょう?是非、手話歌を共に歌って欲しいと経験から思います。私の亡き両親はお店の仕事が忙しく、休める夏休み3日間に毎年ドライブに連れて行ってもらっていました。車内でよく両親とノリノリで歌っていた時の思い出は大変楽しく、ドライブの楽しみの一つでした。それと、洋上セミナーの時もホームヘルプサービスの実習時も歌は必須でした。後者は一人一人に歌ってもらうというテスト出題がありました。勿論、私は喜んで、その場で急に手話通訳者に音声をお願いして手話歌を歌いました。他にも小学校のボランティア先でも子どもたちに『手話歌を覚えたので見てみて〜』と言われるんですね。某施設の子どもたちと手話歌をと『世界にひとつだけの花』をリクエストされ、デフ3人(+聴サポーター)で出張した事もあります。その時はCDミュージック付きでしたが、某施設の方が身体中リズム取っていたのでそれに合わせて。

私が小学3年の時から母に連れて行ってもらっていた大手の手話サークルにはクリスマスには必ずと言っていい程、手話歌を歌っていました。が、当時は日本語対応手話歌ですね。

最近と言えば、日本ろう者劇団のデフのメンバーの方も手話サークルで手話歌を教えていました。手話歌をポエム風にイメージを膨らませてから手話歌で歌うというような教えでした。手話歌をやらない所は無理やり幽閉されているとしか思えません。

手話歌はいつどこにあるか分かりません。

歌は必ずあるものなので、聴者多数の世界では手話歌も歌えると良いなとは思っています。と言っても、手話歌ができない大人が今から練習をするべきという意味ではなくて。デフだけに限らず、嫌いな人は嫌いですから、好きな人は覚えても損はないというか、寧ろ得にしているので。
だって、歌が好きな人は心が豊かと言われていますので。

デフの兄は、歌う側ではなく、歌詞を見るのが好きでした。私が小さい時から兄が感動した歌詞の一部を手話でストーリー的に表現してもらっていました。私が歌詞の意味が読めなくても手話でのストーリーでは、まるで映像化されたかのようで全体的の意味がよく理解できるものでした。

保母さん願望のデフも私の知人にいます。私も小学時代の将来の夢は保母でした。ですが、音楽大学進学には条件があり、学校の先生に止められた事もあります。当時は聾学校から大学へ行くのは当たり前でない時代だったからか、あっさりと別の道を選択しましたが。

大人がデフの乳児に手話歌を生活の一部として取り入れて頂ければ、その子どもたちが大人になって聴者に教えてあげられる立場になるのであろうと私は今の立場で思うのであります。

私がやっているハワイアンフラは歌で踊るものです。歌をなくしては踊れません。というか、意味がわからないまま踊る人も存在していますが、私はそれだけでは満足いかないので。生徒さんも意味をまず知ってからイメージで踊ってもらうようにしています。

対訳の具体的はこちら
『E Huli Makou』

自分でも"間違ってる!"と分かっているので、現在、一部変えています。この動画はフラのレッスンの5分休憩の時にいきなり歌ってみたものなので間違いにはご容赦ください。

どうか、手話歌の劣等感から抜け出してやってみませんか?
勿論、耳から聞けない分、聴者、及び、コーダよりは知ってる曲の数が劣ってしまうのは当然のことではあるけど、知ってる歌の範囲だけでも堂々と伝授して行こうではありませんか?対訳は言語が手話しかないデフが優れているのは当然のことなので。それに、一人一人の個性が現れた方が面白いのではありませんか?

尚、対訳出来る人のみでお願いいたします。手話歌を止めてしまう人は未来のデフの子どもしか角度が見れていないと私は見ています。それに嫉妬と対訳に自信がない人ですので、あまり気にしないで下さい。

又は、デフが手話歌をまず作り披露して、デフが聴者に合わせてきた分、今後は聴者がデフに合わせて歌ってもらうとベターですけどね。

参照/うたまっぷ自作歌詞

私の手話歌に対する見方についてのお話を読んで頂き、ありがとうございました😊

2023/3/14更新
やはり間違いのままアップは気持ちよくないので、再収録いたしました。申し訳ありませんでした。

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