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Tetugakuyaで出会った様々な人々
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2022年9月の記事一覧

Tetugakuyaが舞台の小説完成まで

カウンターを通して出会った楽しいお客さまのお一人が、三野与喜君ことろくなみのさん。私は、トモッキー君と呼んでいる。 彼は、いつもカウンターに座ると、ノートパソコンを広げて、ひたすらタイピングをしている。 物語を書くのがとても好きで、いつも物語を書き続けている。 印象的だったのは、奥様からお題を出されて、すぐに物語を書き上げるものの、奥様が結末やあらすじの方向性が気に入らないと、すぐに修正してきちんとおかしくない物語に仕上げてしまわれることだ。 私は、時々、感想を求めら

GWの個展とバンドネオン

2022年4月後半からGWにかけて、金庫室で写真展が開催されました。 奇しくも写真家や写真好きの多いTetugakuyaで、暗室作業で現像された写真の展示です。 写真家の方に限らず、色々なお客様が見てくださり、色々感想を話し合っておられました。 4日には、生島大輔さんのバンドネオンの演奏会と作家さんのトークイベントがありました。 Tetugakuyaの空間にマッチしたノスタルジックな演奏でした。もっと沢山の方に聴いていただきたかったです。 いつもなら、どんどん作家さ

魔女見習いの卒業

2022年の3月の半ばを振り返る。 魔女見習いだった、はるちゃんが卒業した。 自分だけで切り盛りしてきた店に、誰かを立たせるなんてことを想像したこともなかったのに、不思議な縁で。 今思うと、はるちゃんは、男勝りだったかもしれない。可愛くあるよりも、かっこよくありたいと思っていたのではないか。(全くジェンダーの話ではなく、生き様として) そんな、クールな性格は、別の言葉に変えると、小生意気とも言えるかもしれない。だが、そこが良かった。私は、彼女が、デスクで、太々しく座っ