とある深夜営業のお店での話

息子は現在、ラーメン店で働いている。
コロナの時に休業した時も息子に給与の6割を保証してくれた有難いお店だ。
そこそこに人気のある店で、深夜までお客さんがいて賑やからしい。

そこで息子は夜のバイトをしていて接客から盛り付け、後片付けに閉店準備と作る以外の仕事をこなしているそうだ。

そんな店に夜十二時過ぎて赤ちゃん連れで来るお母さんがいるらしい。
息子から見るとどうして赤ちゃんを深夜煩いラーメン屋に連れてくるのだろうかと心配になるらしい。まあ当然か……

息子の心配というのも、たいてい寝ていた赤ちゃんが店の喧噪で目を覚ますから。
子どもの頃夜八時には寝ていた息子にはちょっと信じられない光景であり、赤ちゃんの成長のために良くないんじゃないかと心配になるのだという。

きっとそのお母さんは夜働いてて、仕事終わりのラーメンが食べたいんちゃうかな?そう言ったら、せめて静かな店に行けばいいのにと息子は言う。
そうだね、きっとお母さんもそうしたいと思って、でもそのラーメンの味に癒されたいんじゃないかな?そんな話をした。
そのお母さんも心配されてるなんて知らないだろうなと思いながら

深夜来るお母さんへ、お仕事お疲れ様です。

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