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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りはTRPGリプレイそのものだった

D&Dを見てきたので軽い感想を
まずこの映画、TRPGについての知識があるかどうかでおそらくかなり評価が変化する
必要な知識を持たず見に行った場合、美しい世界観の描写。わかりやすいストーリー。少しゆるっとした中盤などで「よく出来た映画」止まりになりかねない

逆に知っている、さらに言えば動画でも本でもいいのでTRPGリプレイを見たことがある人の場合評価が全く違うものになる
そう、面白い面白くない、ではなく「GMの回しうめーなぁ」とか「プレイヤー1の説得ロールプレイがうまく行ってたのに!」とかそういう楽しさが発生するのだ
TRPGリプレイとしてみると回しが完璧でわかりやすい展開をするGM。RP主体でプレイングに違和感がなく、発想も柔軟だがけっしてマンチキンにはなっていないプレイヤー4人。もはやどう転んでも楽しいTRPGにしかならないメンツである
TRPGリプレイにしか見えない映画と言うとCABINが燦然と輝くが、あれは山荘の間はKPの作ったシナリオで動いていてマンチキン共が暴れまわった結果「ちょっとタバコ吸ってきてくんない。シナリオ考えるから」とKPが血反吐はいて作った即席シナリオに入る印象なのだが、D&DはすべてGMの作ったシナリオの中で収まってる印象。プレイング自体はたまに枠からはみ出してる印象があるが回しの範疇内で収まっていて最後まで見た時「ああ。ツアーが一つ終わったな」という爽やかな印象が残る

そもそもがTRPGの題材の映画化なのだが、ここまで綺麗に実写化出来るのは本当に凄い
謎解き系のクエストなのでどうやっても情報収集時間が長くなり、そこが中だるみに見えてしまうのもまさにTRPGであるなぁ、と

総じてTRPGが好きな人はそれを頭に入れて見に行くととても楽しめると思う。リプレイが好きな人はまず間違いなく楽しめると思う

なお見た人はみな同意してくれると思う
ゼンク・エンダーが!エロい!

声も相まってとてもセクシー!エロティシズム!ついたあだ名がセクシーパラディン!
セクシーパラディンだけでも一見の価値があると思いますよ私は

追記
日を負うごとに「いや、すげー面白かったなあれ」という気持ちが高まっている
私自身がTRPGリプレイ読みなのでその観点で見ていたのだが、そうでなくともあれは皆が楽しめる大傑作だと今なら思う
過小評価していたよ、D&D。もはやもう一回見に行きたいな、位ある


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