自分の日記は最高の読み物 より

自分の日記を持たずにお出かけすることはないの。列車の中で読める、扇情的な読み物がつねに必要ですもの。

──『オスカー・ワイルドに学ぶ 人生の教訓』

最近日記書いてないなぁと思って
ふとこの言葉を思い出した。
この冒頭の二文、完璧。超好き。
なんて優雅なの! って毎回思う笑

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他人が書いたものを義務感で読む暇があったら、自分の日記を読んでいる方がよほど良い。なぜなら他人が書いたものは、あなたのことなどこれっぽっちも考慮していないからである。

自分の日記から学べることは計り知れない。何回読んでも面白いものであるし、毎回発見と、喜びに満ちあふれることであろう。ときには悲しみに襲われるかもしれないが、そもそも悲劇のヒロインかヒーローになりたいから悲しいことやいやなことを書き残しているのである。ハリウッド映画よりもよほど感情移入できるし、面白いこと間違いない。

そもそも、過去の自分について記録し、後生大事にとっているということ自体、どこかで「他人の目」を気にしているはずなので、書いてあることは「あなたにとって都合のよい真実」であるはずである。

自分が主人公の物語なんて、他の人は誰も書いてくれない。

そしていつ読んでもどんなこと書かれてるのか気になる。

*

昔書きつけたものを見ると

過去の自分こんなこと考えてたのか!
ってびっくりしたり

最近の大発見と思ってたけど
こんな前に気づいてるやんってなったり

いまと全然変わってないなぁって
安心したり凹んだり

徹頭徹尾「主人公自分」で
たしかに読んでておもしろい。

あと何を足せば私の日記、
扇情的な読み物に仕上がるかなー。

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