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889円 対 1,895円。この数字は、何を表しているでしょう。

札幌の最低賃金889円、シアトルの最低賃金1,895円(¬=16.69ドル)です。

1時間、働いて手にするお金が、札幌では約900円、シアトルなら約1900円。その差、なんと2.1倍。あまりにも差が大き過ぎて、悲しくなりませんか。

同じように働いているのに、この差は、なんなんでしょう。

こんばんは、国際ビジネス論教授、菅原秀幸(https://rc-hgu.jp/sugawara/)です。私のこれまでの活動を通してお知り合いになった方に、大学での研究成果を、分かりやすくお届けしていきます。

日本の物価の安さは、驚愕するレベルです。あらゆるものが安い。

あなたは、安いことは、いいことだ、と思っていますか。そうとは、いえないんです。

この安さは、技術革新の成果ではなく、賃金の安さの反映だからです。

大卒初任給は、過去20年間、ほぼ変わっていません。就職後も、日本は、主要先進国(G7)で唯一、賃金が下落する国です。さらに、ブラックが一般用語になり、「人を大切にしない社会」になりました。

日本生産性本部によると、2020年における日本の1人あたり労働生産性は、G7中、最下位。これは米国の6割弱の水準にあたり、トルコや韓国よりも低いのです。

少子高齢化により人口が減少していくと、それぞれの働き手の生産性を引き上げなければ、国全体の経済規模が縮小していきます。私の計算では、生産性を66%上げる必要があります。

どうやって、生産性を66%あげるのか。

方法は2つ。ハード面とソフト面への投資です。

一つは、情報技術分野への投資。1980年の投資を1としたとき、米国とフランスは、2019年には14倍の投資になっています。かたや、日本は4倍弱に過ぎないんです。投資を怠ってきた結果が、生産性の低さの一因になっていると考えられます。

もう一つは、教育の革新です。20世紀に主流であった「否定主義・減点主義・同質性主義」から、「肯定主義・加点主義・多様性主義」へのシフトです。これを可能にするために、コーチングは大きな力を発揮します。

あなたの周りは、3D1S(ダメ、デモ、だって、しかし)という否定であふれていませんか。ドリーム・キラーは潜んでいませんか。コーチングで一掃できます。

いまや、教育界にコーチングは、必須になっています。私は、日々、大学で学生と接する中、コーチングの力を実感しています。

あなたも、実際にコーチングを体験してみて下さい。シリコンバレー流コーチング・アカデミー、オープン・スクール、大歓迎です。

水曜日、19時30分、下記リンクでお待ちしています。

https://bit.ly/3ziN6TT ZOOM


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