て て

いろんなものを、てばなして
てばなして、てばなして

どんどん、どんどん
軽くなり

こんがらがった糸が
虹のような美しい曲線を描いて
フワリ
と、浮き上がったところで

手をみる

手元に残ったのは
手だった

  いや、ダメじゃん
  全然ダメじゃん
  だれがそんなの望んでるんだ
  つまんねぇよ、くだらねぇ

今日も誰も知らないところへ
隕石が落っこちる

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