見出し画像

菅智晃のビジネスライフに、大きく影響与えてくれた一曲をシェアさせて下さい。

本日は事例のシェア…ではなく、僕のビジネスライフに大きく影響与えてくれた一曲をシェアさせてください。

その曲は2004年にリリースされた槇原さんの「僕が一番欲しかったもの」です。Blueの「The gift」という曲で聞いた事がある方もいるかもしれません。

僕は聖人君子から程遠いし、私生活では特にダメさが露呈しているけれど、この曲のような生き方が一つの答えかもしれないと胸に刺さったのです。

そしてビジネスは生き様そのものだと感じるようにもなりました。

自分で考え、決断し、行動し続けた先には何があるのか?
人生の最後に振り返った時に、どんな景色が見えるのか?

あ!これが人生の最大にして最高にワクワクするイベントなんだと!

でも、当時23歳の僕はこの時の気持ちを忘れてしまって、
10年間にわたって無我夢中で数字を出す事に徹していたんです。

ビジネスを通じて喜んでくれる方がいる一方、
僕の未熟さ故に傷つけてしまった人も同時にいる状態。

諸先輩方にも恵まれて、楽しさはありました。だけど、どこか心の中にポカンと穴が空いてしまったんですよね。

日々のルーティンに飽きてしまって、いつしか目的を見失ったのが2012年。
最後に書籍を出して、別の道にいこうと思っていた事がありました。

そして、

小さくて強い会社の作り方」を出版しました。僕が築いてきた複数のビジネスモデルの構築方法を残したので、やりきったかなと思ったその時…

僕は1つの出会いを通じて、再び槇原さんの曲を思い出します。まだまだ全然道半ば、僕にはもっと出来る事があるんだと再起しました。

そして翌年の2014年。

自分の思いを詰め込んで設立したコミュニティが、2021の10月で8年目を迎えたマーチャントクラブです。挑戦者は例外なく皆尊いという文化の元、自身のビジネス発展に真剣に楽しむ方々が集まる場です。

画像3

魅力的な人がたくさんいて、僕は照明係となって彼らを照らす事にやりがいを感じています。

メンバーが主人公のノンフィクション映画があるとして、そこに照明係として最大のスポットを当てる。表立って活動したい人はもちろん、縁の下の力持ちにもフォーカスして、最高に輝く舞台を作る!

僕はこの裏方業務が好きで好きでたまりません。

そのためにも、僕のコミュニティ内での役割は、ひたすらに挑戦環境を整える事。そこに尽きると。

画像2

全てに精通するのは難しいけれど、情報で溢れている今、確かな情報をデータベース化する事は出来る。協業、マッチング、案件紹介、受発注の促進、登壇、出版など、これも環境を整える事でメンバー活躍の場が増える。

コミュニティって人格みたいのが存在していて、僕はある意味「場」を用意したに過ぎません。コミュニティ設立以前の僕は、WEB完結のプロモーションが中心だった事もあり、ひとりひとりと向き合うという気持ちに欠けていました。 

でも、出会う人みんな、話せば話すほど素敵なところがあって、敵わないなと思う事もたくさんあって、僕はこれまで何を見てきたんだろう…と。

マーチャントクラブは全員が先生であり生徒。僕もこのコミュニティに育てられたひとりです。

画像4

まだまだ未熟だと思う事ばかりの僕ですが、20年間の実体験を通じて、わかってきた事もあります。

それは、意外と人は、自分のために頑張れないという事。自分一人のためだったらいくらでもサボってしまうのです。

例えば、小学生の頃、親にこんな事を言われた経験はありませんか?

「あなたのためなんだから宿題をやりなさい!」と。




そう言われると、自分の事ならやらなくていいやと。


でも、

明日が娘の誕生日だとしたら?

徹夜で準備するのは何の苦でもありません。逆に喜ぶ顔を思い浮かべて
準備が楽しくて楽しくて、あっという間に時間が過ぎていきます。


もし、奥さんが風邪で寝込んでしまったら?

すぐに栄養のある飲み物とか必要なものを買い出しに行くし、早く良くなる方法をネットでとことん探してしまいます。

気づけば誰に言われるでもなく、自発的に行動している自分がいます。

自分のためとなると行動が出来ない場合でも、誰かのためとなると120%の力が出るのが人の凄いところ。ここにロマンを感じます。

では、自発的行動のスイッチは第三者にあると仮定したら…?

ビジネスをしていて、なかなか上手くいかない時、解決するためのノウハウを探す方も多いと思います。ビジネスセミナーに行く時も、ライブ配信を見る時も、ノウハウに期待していく方も多いと思います。

そこに需要があるから、供給も絶える事なくマッチングするわけですが、一度考え方を変えてみるのもありです。

僕の場合、ノウハウではなく「人」に興味を持つ事で、ビジネスが大きく好転しました。

「この人の考え方好きだ」「生き方が素敵だ」
「いつか一緒に仕事が出来るようになりたい」と。


その憧れの人の力になりたいという気持ちが、先程の例のように、自発的な行動に繋がりました。片想いだって全然良いんです。

マーケティングを学び、仮説検証をひたすら繰り返し、仲間にも恵まれて、切磋琢磨して力を付けていきました。

その結果。

1年後にゲスト講師、3年後に協業する事になります。さらに2年後は、彼の意思を継ぐという形で大規模イベントで登壇。

憧れの1人を追いかけ続ける事でがむしゃらでしたが、気づけば周囲には大勢の仲間が。今では15年以上お付き合いのある経営者も増えてきました。

僕だけではく、人へ興味を持つ事からスタートする方が、うまくいきやすい方も大勢いると思っています。僕も仮説検証は好きで、何をしたらうまくいくのか?テクニカルな方法論の発見は大好きです。

が、なんだかうまくいかない場合は考え方をシフトするのをお勧めします。

そのきっかけになるためにも、僕は僕自身が出会って素敵だと思った方を、どんどん皆んなに紹介していきたいと思っています。


今は手法も似たり寄ったりで、切り口も見せ方もデザインも、オファー展開も、個性の見せ方も皆一緒に。何者かになろうと思っても、その他大勢になっている状態に。本来持っている魅力が伝わりづらい状況になっています。

前例がない事に挑戦していく事、知識を知恵に転換する事、考える自由を満喫するくらいで丁度良いです。

野球で言えば、3割バッターは強打者!!10回事業を立ち上げて、ヒットが1本も出ない経営者と出会った事がありません。

ビジネスの面白さは、白紙のキャンパスに自由に描ける事。ある種の最大の自己表現の場とも言えます。僕は十数年続けてきた音楽をフィルターに自分を表現してきましたが、ビジネスをフィルターに変えても自由度は変わりません。

人生という括りでビジネスを捉えた時、かなりの時間をビジネスに費やしている事になりますよね。過程そのものが楽しめなければ勿体無いと思いませんか?

結果はもちろん大事!ですが、過程もとことん楽しめる方が幸せな人生ですよね。結果が出ている人を見ていると、総じて過程も楽しんでいます。

何よりも僕たちは、あと100回、桜の季節を迎える事はできませんし、あと100年、大切な人達と過ごす事も現実的には難しい話です。

それならば答えは1つ。

僕らが思い切り楽しむ事で、後に続く人達に「私も起業して頑張りたい」「ビジネスを楽しみたい」と思ってもらえたら、感慨深いと思いませんか?

0からビジネスを始める人達も、個人で成功して法人化した人達も、始めた時期が少し違うだけで、長い日本の歴史で括れば、みんな同世代。

僕らは皆、各々でビジネスに希望を見出して飛び込んで来た者同士!

どれだけデジタル化が進もうとも、ビジネスは人と人。世代を越えて手を繋ぎ、各々の学びをシェアする事で、小さくても強い会社として成長できます。僕らも歴史上に爪痕が残せるような活動は出来るし、成し遂げる事で広がる未来を一緒に見たいと思っています。

起業当初は自分の事に精いっぱいで、業界をどうするとか、未来をどうしていこうとか、考えた事もありませんでした。

でも、ビジネスは人に喜んでもらう事の繰り返しによって輪が広がり、誰かのために何かをする事の喜びが次第に市場全体に向けて拡大していくものだとわかりました。

僕がこれまでに培った経験をどんどんシェアしていくと同時に、 同じ時間を共有できる仲間との出会いを心から楽しみたいと思います。

夢や希望という言葉を口にしづらい世の中に一石を投じ、若者から年長者まで活気溢れる日本社会の一手を担う。ビジネスのみならず、日本を1mmでも明るくできたら、僕らの人生はもっと豊かになるのではないかと思っています。

あなたが挑戦を続ける姿、思い切り楽しむその背中が、次に続く人たちの指針・目標・希望になっていきます。




僕は家族に「仕事だから」と言いつつも当の本人は遊びに行くような感覚で事務所に向かっています。友達と秘密基地に集まるような感覚です。

ゲームを徹夜で無我夢中でやっていた子供の頃のように…

友達と遊んでいたらあっというまに時間が過ぎる程楽しかった頃のように…
文化祭や体育祭でふざけながらも真剣に盛り上がっていた頃のように…

家族や恋人など、好きな人と過ごす時間が一瞬で過ぎるかのように…


そんなふうにビジネスと向き合えたら楽しいと思いませんか?

最後までお読みくださりありがとうございました!

この記事が参加している募集

思い出の曲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?