出戻りすることになった話


縁あって、昨年退職したIT関連の職場でもう一度働けることになりました。
その職場は3人という少人数体制という事もあり、中々に忙しいものの、システムに関する色んな業務を担当しており、仕事の内容は大変ながらも楽しく、やりがいも感じておりました。

未練を残して辞めてしまった為、復帰にあたり動いてくださった方々には感謝しかありません。
本当なら辞めずに担当業務について専門性を深め、担当外の業務にも色々携わってキャリアを積んでいきたかったからです。

それにも拘らず退職した理由、それは当時課長だった上司・Kからの日常的なパワハラにより、仕事に余裕がなくなり精神的にも限界を迎えた為です。

暴言や侮辱的な発言、八つ当たり、退職直前では傍から見ても不当とも思える人事評価など、とにかく酷い事をされました。
周りには話してませんが、在職中に3度、自殺を図ったことさえあります。

とは言え、当時の私は失敗を省みなかったり、勉強をあまりしなかったりと、自身の仕事に対する姿勢に問題がありました。
パワハラを受け続ける中で委縮してしまったとはいえ、積極性を欠いていたのも事実です。

さてこのパワハラ上司・Kは今年で定年なのですが、残念なことに嘱託としてもう暫く残ることになりました。
前述の通り、自分にも悪い所があったので、Kがいようが心を入れ替えて頑張ろうと思っております。

今日の夕方、何気なくスマートフォンを取ると、Kから着信があったので掛け直したところ、挨拶に今から来いといきなり怒鳴られ、私が話す間もなく一方的に切られました。

実は今日、役員面接が午後にありました。
面接終了後、挨拶に行こうと思いましたが、その時午後2時を過ぎたあたり。
ネットバンキングの振込時限が近い時間帯で忙しいだろうからという気遣いが裏目に出てしまったようです。

再びスーツに着替えて挨拶に行きました。職場に就くとKが背中を向いて座ってました。私に気づくと応接に座ってろとの事。

程なくしてマスクを鼻だけ出した状態でつけたKが部長とともに応接に現れました。
「もう一度よろしくお願い致します」と、挨拶もそこそこに、辞めてからのいきさつを訊かれ、その後Kから「在職時の昇進はお情けでさせてやった」、「(在職中に就職活動していた事を引き合いに出して)考えが甘い。」等、ボロクソ言われました。
「1度辞めた奴など信用できないからお前には何も教えない。」とも言われました。

ひと昔に比べて出戻りを受け入れる企業が増えてきているとはいえ、中には出戻りをよく思わない者もいる事は覚悟してましたが、直属の上司だった人間がというのは…いや、元々気に食わないようなので当然か。

その後、同じフロアの各部署にも挨拶を済ませて帰りました。

来週から勤務が始まりますが、当面(短くてもKがいる間)は仕事を頑張ろうにも色々と大変そうです…。

さて、夜も遅いし今日は疲れたので寝ます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?