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2019年同人誌装丁まとめ

毎年たくさんは作れないけれど、自分なりに作った同人誌の装丁を備忘録をかねて綴っておきます。

前書き

簡単に私のことを簡単に。

・文字書き

・文庫同人誌メイン

・ピコサークル

2019年に頒布したのは2回。

8月と11月。

新刊も2冊だけ。少ないと思う人もいるかもしれないけれど、今後も自分のできる、のんびりしたペースで書いていきたいです。

以下にその2冊の装丁をまとめておきます。

2019年8月頒布

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仕様について

印刷所  |RED TRAIN(ワンブックス)

サイズ  |文庫本(A6)/ 282ページ

カバー用紙|ミランダ スノーホワイト 130kg *PPなし

表紙   |マットポスト 150kg *PPなし

遊び紙  |tカラペ(アクア)

オビ   |OK未晒クラフト 108kg

本文用紙 |スカーレットノベル 33.5kg


一冊から作れるのが強みなワンブックス様を利用しました。

周りの文字書きさんもおすすめされる方の多い印刷所様。

フルカラーでもモノクロでも、お値段が均一なところも強みではありますが、私が今回利用した理由は「スカーレットノベル」が本文用紙にあったからです。スカーレットノベルのよさは、紙自体の薄さと柔らかさです。

300ページ近い本文となったので、薄くて開きやすい紙を探していたので、すごく嬉しく、仕上がりもきれいでした。

カバーはミランダスノーホワイト。

以前、別の本を作成した時にマットPPをかけたのですが、ミランダスノーホワイトのラメフレークのかわいさは、PPがないほうがより紙本来のラメが発揮され、かわいいときれいが両立する紙だと改めて感じました。

欠点は、濃い色を乗せるとPPをしてないので、印刷がはがれ落ちやしすいところでしょうか。折り込み部分は、大事に扱わないと印刷がはがれそうな予感がします。濃い色を乗せたい場合は、PPが必須かなと感じます。

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本文は画像のとおり。

本文フォント|源暎ちくご明朝

本文フォントサイズ|9pt

文字サイズも大きめ、行間も広めにとっているので、小説慣れしている人にはやや物足りない感じがするかもしれません。

上下左右の余白もなるべくとるようにしています。

文庫本はカバーや表紙ももちろんのこと、本文の読みやすさも、もっと追求していけるようになりたいです。

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おまけ。カバーの全体です。


2019年11月頒布

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仕様について

印刷所  |コミックモール

サイズ  |文庫本(A6)/ 142ページ

カバー用紙|キュリアスIRパール 103kg *PPなし

表紙   |キュリアスIRホワイト 146kg *PPなし

遊び紙  |TS-9 N52 赤

本文用紙 |書籍用紙ロゼ 57kg


同人誌を作り始めてから一番お世話になっているコミックモール様で印刷しました。11月頒布と記載しているのですが、10月に頒布するはずが台風で中止になった為、11月にやっと頒布ができたものになります。

カバー・表紙ともにキュリアスを利用しました。

カバーにキュリアスIRパールを使用することにより、上品なパール感とあえて完全な黒にしなかったのがマッチして、思い通りの仕上がりになった一冊です。

キュリアスIRホワイトは、ミランダスノーホワイトに比べてより上品なラメの紙なので、こちらもお気に入りの紙です。

コミックモール様の印刷は毎度きれいで、カバー用紙・表紙ともに、PPをかけられるものは限られますが、PPをかけると丈夫です。以前、ホログラムPPを表紙にかけたことがありますが、すごくしっかりしてます。

本文用紙のバリエーションも多く、今回は限定の書籍用紙ロゼを使用しました。ほんのりとしたピンク色(ロゼ)が柔らかな雰囲気に仕上げてくれます。

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本文は画像のとおり。

本文フォント|源暎ちくご明朝

本文フォントサイズ|9pt

8月に頒布したものと比較すると、ノド部分を調整した為、よりすっきりとした印象の本文になっています。

印刷所も紙も違う為、比較が難しいところではありますが、私が数回利用させていただいた印象として、コミックモールで印刷すると本文はややすっきりめな印象があります。

画像から、ロゼの雰囲気が見られると良いのですが。


今年したいことは、箔押しなので目指して作っていきたいです。

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