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デザインという世界-1

五月晴れの午後ですね。noteで広報担当として、対談で出会った想い(=熱量)に溢れるヒトを私目線ででつづる、第4回はデザイングループGK京都の榎本社長です。綺麗な桃色のシャツで登場。至極緊張していたのに、初対面ながらまるで昨日お会いしたかのように、すうっと寄り添う温かさを感じたことを覚えています。

同社は京都にある会社です。グループの本社は、東京にあり、京都はプラニングやUI、環境といった分野も手掛けられているユニークな存在。

デザイナーの役割は、「ヒトの五感と感情をつかさどる仕事と定義している。ヒトがモノを見たときに、触れたとき、どう感じるか。その着地点に向けて必要な物事を整理し、必要なヒトを繋ぐ。こんなモノ、コト、クウキに包まれれば幸せになれるというヒトの夢に貢献すること」、と榎本さんは云います。

そして、製品をデザインするときに、「その対象となるモノが使われるシーンを強く持つ。モノの魅力を高めるには、複雑でないほうがいい。シンプルな方がいい」。その方法の1つとして、「「108つのアイデア出し」があるープロジェクトの上流での調査、情報収集、それを基にしたアイデア出しをし、アイデアを絵にする。アイデア出しは数が勝負だ。絵にすると、今まで見えていなかったモノが見えてくる。」と云います。

「面白い」ってどういうことなのか?
「クライアントの期待を心地よく裏切ること。たとえば、美味しいという感覚には2つある。1つは食べ慣れたおふくろの味、もう1つは今まで食べたことがない新しい味。狙っているのは後者の「おっ」と思わせる味だ。完成まで90%のところまで10時間かかったとして、残りの10%にも10時間かかる。この10%の新鮮さを少しづつでも出し続けてきた」、なのだそう。
より深い思考で、わかりやすく、素人にもわかりようにデザインの話をしながら、思考の固まりをや解き放つお話を伝えてくださいました。

絵心、わたしにはありません。でも、絵や造形物を見ることが好きだし、陶芸を15年続けています。美しいな、気持ちが動くな、と思うモノを見ることでしあわせな気持ちになれる。陶芸では、土に触れ、頭に描くのを形にしようと試行錯誤し、モノをつくる嬉しさを体験できるからだ、と思うのです。
触れていきたい。

これからの世界、デザイン力はだれにでも必要でその必要性は減ることはないそうです。 無理だ…から、世界の扉をのぞかせてくれました。いまも新しい気づきをたくさんみせてくださる素敵な方です。
そうそう、2019年に出展した「バトラーカー」は榎本さんの描いた1枚のデッサン画からスタートしたんですよ🚘

プロの編集者が書かれた記事はこちらです💁‍♀️
https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO2843711022032018000000?channel=DF220320183599







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