(あとがき)51歳男性に恋したアラサー女の1年間

この1年はあっという間に過ぎていきました。
いえ、次から次へと起こる出来事に心が揺れているうちに1年が経った、と言うべきでしょうか。
濃密な時間でした。
うまくできなかったことも、苦しかったこともあるけれど、一生懸命生きた時間は楽しい思い出になりました。



オタク歴約20年ゆえの

振り返ってみると、平成から令和までオタクをしている身には、SNSはとても大きな役割を果たしていたな、と実感しました。
実は最初の名古屋公演も、TwitterでSLAVEさんに譲っていただいたチケットで行きました。
オタクを約20年やっていると、LUNA SEAについては知らなくても、Twitterでチケットを定価以下で譲渡してもらえることは知っています。
その方に「モノマネがきっかけ」という事情を正直に説明したら驚いていましたが(そうでしょうね)、完全初心者の私にメンバーや立ち位置を優しく教えてくださいました。
譲渡の理由となった、同行予定だった方が行けなくなってしまったのは残念でしたが、この方からチケットを譲っていただいて本当によかったです。
チケットを譲って下さったこの方、『その1』に出てくる隆一さんのブログにわかりやすいコメントを書き込んだ方はじめ、私の恩人は画面の向こうにたくさんいます。
顔も名前も知らない恩人が生身の人間なのだと実感できるのもまたライブです。その出会いもライブの醍醐味です。


思えば高校を卒業したばかりの私を憧れの東京に向かわせたのは推しでした。
高速バス、ホテル、新幹線の使い方も覚えました。
ファンクラブに入会し、チケットを申し込み、落選したらサイトやSNSを駆使して高額転売に激怒しながら定価譲渡を探しました。
友達と泊まったホテルの大浴場や、コンサート前に食べた地域の名物、カウントダウンコンサート後に見た深夜の六本木のカオスな光景は、どれも懐かしく楽しい思い出です。

働きながら通信制の専門学校に2年通って国家資格を取得したときも担当(ジャニーズ用語で推し)が側にいてくれました。1日働いて疲れて帰ってきても、担当の曲を流しながらなら元気を出して問題集を解いていられました。寝落ちはたまにしかしませんでした。(したんかい)

別の推しはエゴサを公言していました。推しのよさを推しと世界に伝えたくて毎日夜な夜なツイートしていました。

好きなアニメをファンたちと自宅で応援上映する公式イベント中に芸をしていたこともあります。充電期間が寂しくて私が始めた同時視聴非公式企画「#LUNASEASpaces」は、間違いなくこの頃覚えた「見知らぬ人と同時視聴して一緒に盛り上がる楽しさ」が原点です。


推しは私を広い世界に連れていってくれて、しばし現実を忘れさせてくれて、そして現実と戦う力をくれました。2021年からの私にとっては、それがLUNA SEAと隆一さんだったのです。

それは2022年にも続いています。
千葉の鴨川なんて近いですね。東京駅から軽く2時間^ ^特急に乗るだけなんですから。
まあ昨年末までは東京駅から在来線に30分乗るだけの埼玉を遠いと思っていましたが。たった数ヵ月でずいぶん日本が小さくなりましたね???


出会いの日は2021年ではない

『その5』には「たった半年時が戻るだけ」と書きましたが、実はもっと前に隆一さんと出会っています。ある日隆一さんのアルバムを聴いていて思い出しました。

『バニラのコート』/オリジナルアルバム『VANILLA』(2004年)


この曲知ってる!でも、どこで?

あー!!!

毎週見ていたアニメ『それいけ!ズッコケ三人組』で毎週CMが流れてた曲!

”作詞・作曲 : 河村隆一”

オープニングもエンディングも隆一さんが作詞作曲してたの!?
放送終了してからも時々口ずさんでたし、この2曲歌うためにわざわざカラオケに行ったこともある!
だからCMが流れてて、世間知らずな私が「河村隆一さんは歌手」はギリギリ知ってたのか!


しかし、その頃すでに中島みゆきさんを神と崇めていた私は「浮気はできない」と思い、隆一さんを深追いしませんでした。
好きな人がたくさんいたら、私の「好き」が分散してしまう。そう思ったのです。

今は「推しは何人いたっていい」がモットーです。

「同じ時代に生まれてくれてありがとう」

これは、奇しくも中島みゆきさんがコンサートでファンに向けて言った言葉です。
これまではずっとピンと来ませんでした。神が神としてそこにいることに私の存在なんて関係ないのにな、と。
しかし、私がLUNA SEAに対して抱いた気持ちはこの言葉に尽きるのです。
そしてLUNA SEAもまた、私がこの時代を生き、共に戦っていることを喜んでくれているな、と思えるのです。

新しい推しができた結果、元々大好きな人の言葉の意味がわかった。元々好きな人も新たに好きになった人ももっと好きになった。それはとっても嬉しいなって。


LUNA SEAとも半年より前に出会っています。
世間知らずな私が「真矢さんはLUNA SEAのメンバー」と知っていたのは、真矢さんが積極的にバラエティ番組に出演されていたことと、

2020年12月26日のニュースを見たからでした。

LUNA SEAはコロナと戦っていた……それはリスクを顧みない無謀さではなく、時に深手を負いながら真剣に戦っていたのです。

あの名古屋公演のときには忘れていたけれど、メンバー紹介での常識的なお話はそんな経緯があったからなんだ。それを踏まえてもう一度味わいたい……


内容書いてねえ。

でもきちんとしたお話だったのに「真矢さんはたぶんお茶目」って見抜いてるから許します。


君がくれた痛みでも離したい

南相馬の筋肉痛さん(仮名)との出会いのきっかけとなった、河村隆一さんの『Ne』の歌詞「ねえ 君がくれた痛みさえ 離したくはないよ」にも後日談があります。

埼玉でGLAND FINALを心から楽しんで帰ってきた翌日、慣れない2daysライブで腰が限界になり1日寝込んだ結果、私は気づいてしまったのです。

「あのときは感動したけど違いました。LUNA SEAがくれたものでも腰痛は離したいです。そしてすみませんでした」

それでもライブ後筋肉や腰の痛みを感じるたびにこの一節を思い出します。
よく言えば好きな人の曲が好きな人との思い出の曲になった。悪く言えば、絶対そういう意味で作詞してないのに勝手な意味を付け加えた事案です。
著作権者のЯKさんには秘密ですよ。まあこの記事全世界に公開されてるんですけど。HAHAHA(著作権者さんの笑い方)

ところで作詞作曲はЯK、Я・K、河村隆一の3名義あるんですが、どう違うんですか?それとももっとある??



最後に

私があとがきを書こうと思い立った理由は2つあります。

1つは、このように書ききれなかった話が山ほどあり心残りだったこと。
もう1つは、先日隆一さんがニコニコ生放送の配信で「読書感想文はあとがきを読んで書く」と発言していた(らしい)こと。

21日の方です(私は20日のみ視聴しました)


そっかー……じゃあ私は本編の感想が書けないあとがき書いちゃうもんね!
隆一さん、このあとがき読んで感想文書いたらコメントしてね!(絶対に来ないので超強気)(著作権者に秘密とは)

ちなみに「あとがきで感想文」はおそらく本当です。昨年私が初めて見たニコ生でも読書感想文の話題になり、同じ話と「最近だとネットのレビューを読んでも書けるかも」とも言っていました。
ここまでくると素直に本を読んだ方が早いような気もしますが……何事にも挑戦していく子どもだったのですね!



これからも私の楽しいオタ活と人生という名の旅は続きますが、この記事はこれにてお開きです。
ここまで読んで下さった方、スキやフォローやいいねやRT、リプライを下さった方、ありがとうございました!!
LUNA SEAのファンの方は日本武道館で、隆一さんソロのファンの方は鴨川グランドホテルやフェニーチェ堺でお会いしましょう!
それまで皆さん健康で何事もなく過ごせますように……



ここからはPRです※

その1

LUNA SEA復活祭-A NEW VOICE-

チケットの一般発売が開始しました。
紙チケットならまだあります!
曲を知らなくてもメンバーを知らなくても席が後ろから2,3列目でも、あなたが興味を持って出向いたらきっと楽しめると思います。
どうです?私が言うと説得力があるでしょう??

ちなみに私はSLAVE会員なので世界最速先行で確保済みです。入会金と年会費の元を取れました!


12月末はお見舞と快気祝と復活祝いの前払いにする気満々だったのに


その2

12月28日、フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)で開催されるコンサートに河村隆一さんが出演します。チケットは2022年10月1日(土)発売予定です。

うわっ…私の気、早すぎ…?


(本当の本当におしまい)


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