高齢化するニュータウン|ニューロマン ニュータウン編
藤村さんは埼玉県所沢市のニュータウン出身で、埼玉県を中心とした ニュータウンの高齢化問題の研究に取り組んでいます。
日本の高齢化率は世界一で、2025年にピークを迎えるとされていますが、 特に埼玉県は2015年から2025年の10年間で高齢者の人口増加率が全国No.1になると推計されています。
高度経済成長期に東京都のベットタウンとして開発されたニュータウンの住民が一斉に高齢者になり、局地的な超高齢化を引き起こしているのです。
鳩山ニュータウンとは
鳩山ニュータウンは 埼玉県の中部に位置する、比企郡鳩山町にあります。
最寄りの鉄道駅はなく、東京へのアクセスはバスと電車を乗り継いで池袋まで1時間半ほど。。現在では埼玉県一の高齢化率(45.3%)となってしまっています!
こちらが町の中心部の様子です。西友とファミリーマートが一件だけ。
約3000戸の一戸建てが立ち並び、 空き家が111件も確認されています。
鳩山町では 空き家対策として地方創生加速化交付金を活用してニュータウン内に移住推進と企業支援を目的とした拠点を整備しようとしているところでした。
それが、 鳩山町コミュニティ・マルシェです。
藤村さんは私に、 鳩山町コミュニティ・マルシェで働きながら「第三章 移住編」へのステップアップをしてみてはと提案されました。
また、 ニュータウン自体が高度成長期に作られたものなので、自身のルーツとして作品化すると良いのではとアドバイスをいただきました。
ニュータウンに違和感を感じて家を出たのに、なぜ再びニュータウンに移住しなければならないのか・・・。
移住を決意するまで相当な葛藤がありましたが、 大きな課題に真剣に取り組む藤村さんと協働したいという気持ちと、自身のルーツであり高度経済成長期に生まれたニュータウンと向き合い作品化してみたいという思いで2017年3月に鳩山ニュータウンへ移住しました。
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