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ついてこさせる前に独り歩き


人生で1度だけ、持ち込みに行ったことがあります。同人即売会の出張編集部でした。

編集さんにアポイントとか、そんな勇気はない上に見せられる出来栄えのものも用意していなかったからです。

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何となく作っていたギャグ漫画6ページを急いでコンビニで印刷して持っていきました。これ完成原稿じゃなくて、いつもと同じようなラフくらいのクオリティのものでした。

今も訳の分からないものを描いていますが、この時はもっと何が描きたかったのか不明です。

原稿を赤裸々に公開


読んでもらいながら自分も反転したまま読んでいて、「何を見せているんだ…」と絶望していた記憶があります。漫画のセオリーもガン無視した、話もよく分からないものを見せて、これが初めての持ち込みとなったのが悔やまれます。

これでも見せる前までは面白いと思っていて、ちょっとした自信もあったのです。驚くべきことに。

閉場1時間前に入場したため1社しか見せれず、会は終了となりました。

そもそも漫画として成り立っていないので、指摘すら出来なかったのだと思います。辛口なことは何も言われず、褒めて貰いつつ特に収穫もないまま帰路に着きました。


なんというか、今も大したものはかけていないけど少しは分かってきてるものもあるのかなぁと思います。(ギャグ漫画に関して)

イラストだって、描いた瞬間は自分は天才だと大いに勘違いしますが
1週間経って見てみると何だこのゴミはと陶芸家の如く引きちぎりたくなります。電子的に。

この過去漫画はダメだ、と思えた時点で成長しているのでしょう。


周りのウケ以前に自分にしかウケないものを作っているのだという自覚も持っていた方がいいのだと思います。
最近(というか1年は前から)ちょくちょく投稿をしていますが、全くと言っていいほど伸びない。のは、きっとまだまだ面白くないんでしょう。

なにか面白いもん…と求めるうちに自分にしかウケないものしか生み出せなくなってしまうけど、それでも分かりやすくするとヤボになってしまうので、なかなかそこの線引きは難しいのでした。

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