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図太くなる

年を重ねて図太くなったものだ

フードコートに1人で躊躇いなく好きな物を好きなように食べられる。
オシャレなカフェにも。注文方法が分からなければ聞ける。個人店での取り置きやオーダーだって。

しかし先日友人から、誕生日プレゼントのリクエストを受けた、私がサイクルウェアをリクエストして贈ってもらったから。

リクエストは「アクセサリー」
難易度高っ

友人はオシャレなのだ
私は足元にも及ばないくらいに。

枯山水の苔の生えた石にと並んで私がいても
何となく混ざれる気がした。
よく見ると苔じゃなくカビだけれど
遠目に見たら分からないと思う。

それから先鋭的な抽象画を集めたギャラリーでも
意外と展示されていそう。
“アート”じゃなくて“そのまんま”だよね
って目利きの人にはバレるだろうが
案外空気を壊さない気がする。

つまり堂々としていたら一周回って
“こういうものか”と思ってもらえるのでは
なんて考えられるようになった

すごく迂遠に書いてみたが
とにかく私は、自分に到底似つかわしくないジュエリーショップへ行った。

目的のプレゼントを買えた、渡すのが楽しみだな
ジュエリーショップへ行って買い物できるだなんて
大人になったし図太くなった自分を頼もしく思った

と言う話。

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