見出し画像

忌中と喪中の違い

■ 忌中と喪中

忌中とは、故人がなくなってから四十九日の法要までを指し(神式では五十日祭までの期間)、喪中とは、親者が亡くなったご遺族が故人の冥福を祈り、喪に服す一年間のことを指しています。

仏教では、人は死後、冥土とよばれる薄暗い世界を四十九日間旅をし、四十九日目に閻魔大王から下される来世の判決を待つと言われています。 この来世が決められていない期間中(忌中)は、死がほかの人に伝染することの無いよう、人々の生活から隔離することが正とされています。

また、一周忌法要が終わるまでは(喪中)、残された遺族.親族が、故人の冥福を祈り、自主的に生活をつつしむことが正とされています。

■ 忌中の期間

(※)太政官布告『忌服令』(昭和22年廃止)を参照

父母:50日
夫:30日
妻:20日
兄弟姉妹:20日
祖父母:30日

■ 喪中の期間

(※)太政官布告『忌服令』(昭和22年廃止)を参照

父母:13ヵ月
夫:13ヵ月
妻:90日
兄弟姉妹:90日
祖父母:150日

■ 期間中に控えること

< 忌中 >
結婚式などお祝い事への出席、婚姻届け、旅行、年始の挨拶、神社へのお参り、鏡餅や門松などの正月飾り、おせち料理作り、引っ越し

< 喪中 >
結婚式などお祝い事への出席、旅行、年始の挨拶、鏡餅や門松などの正月飾り、おせち料理作り、引っ越し (控えなくて良いこと:婚姻届け、神社へのお参り、お中元やお歳暮などの贈り物、年賀状)

忌引きとは

葬儀や法要に出席しなくてはならず、学校や会社を休むことを「忌引き(きびき)」と言います。 学校や会社によって異なりますが、一般的な目安は下記となっております。

10日間:配偶者
7日間:父母
5日間:子供
3日間:祖父母、兄弟、姉妹、配偶者の父母
1日間:叔父、叔母、孫、兄弟、姉妹、配偶者の祖父母

■ おわり

忌中や喪中は故人を偲ぶ大切な時であり、悲しみを癒やす期間です。 本記事では、期間の目安、避けるべき行為、そうでない行為について記載致しました。 これらの情報が、各期間における適切な過ごし方の理解を深め、故人への敬意を表すのに一助になればと思っております。

すがはら葬祭
HP:https://memorial-sugahara.com/
TEL:0120-61-0983

(※)本記事は筆者個人の見解となりますことご了承下さいませ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?