友人関係はシンプルに

「友達は大切にしなさい」
これを読んでいるあなたも親や教師から散々言われてきたであろう言葉。

この言葉に・・・。

だ、騙された!!
めっちゃ騙された!!!
素直に騙された!!!!

・・・。
いや。

勘違いしておりました。
僕、めっちゃ勘違いしていました。

「友達は大切にしなさい」っていう言葉では不完全。
「心から大切にしたい友達は大切にしなさい。」
こっちのバージョンで世の中に普及されることを僕は強く願っている。

きっかけは断捨離。
なんとなく心が息苦しくなって始めた断捨離。

布団を処分した。(キャンプ用のマットと寝袋で寝ている)
電子レンジを処分した。(レンジがなくても湯煎でほとんどのものは温められる)
いらない本を処分した。(なんかいも繰り返し読みたくなる本は殆どなかった)
服を処分した。(服好きなのでこれはとてもつらかった)

捨てれば捨てるほど心が軽くなり執着が少なくなった。
心がニュートラルに保たれる感じ。

でもこれだけではなんとなく足りないと感じていた。
次に捨てようと思ったものは友人関係。
僕は周囲の人からかなり社交的で人が好きだと思われることが多い。

でも実際は真逆でTHE人嫌い。
語弊がないように言うと、好きな人はとことん好きで嫌いな人はとことん嫌い。
そんな感じ。極端ですねー。
(そして好きになる人はかなり少ない。)

それでもこの性格のおかげか、友人関係である人は多かった。
LINEの友達は450人いた。(これは平均的にみて多いほうか少ないほうかは分からないが)

LINEでは「友達」として表示されるこの450人。
向こうはどう思っているかはひとまず置いておいて、ここに僕が心から友達でいたいなと思う人はあまりいなかった。
ひどい場合だと顔と名前も分からない人もいた。

手放したいなって正直に思った。
そしてそうしてみることにした。
最初はなんとなく悪いことをしている気がした。
でも少しずつ削除していくペースは早くなっていった。

450人いた「友達」は75人になった。

正直、ホッとした気持ちになったのを覚えている。
もうこれで無理しなくてもいいんだって思った。

無理して人に合わせていた。
我慢して自分の口をつぐんでいた。

それが大きなストレスになっていたということに気づいた。

人生の残り時間は少ない。
この時間を誰のために使うのかは個人の自由だ。
僕は大切にしたいと思う友人のために使いたいと思っている。

そのために他人から「嫌なやつ」と言われても結構。
嫌なやつとして生きていくまでである。

ちょっと余談ではあるが、LINEの友達を削除したあと、ナイスガイな人と知り合った。
とことん話し合える人。
手放すと手に入るというのは正しいような気がする。

そして今、現在いる友人を全力で大切にしていきたいと思う。

菅原翔一

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