ライブ読書メモ_Vol.2「やる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力」
こんにちは!
気になる所だけググるように読書をしながら、リアルタイムでnoteにアウトプットするシリーズ。
今回は第2弾。迫 俊亮さんの「やる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力」という本です。
スピードと訓練重視なので、駄文にご容赦下さい。
読んだ本
それでは、レッツ読書 & メモ!
感想
今のボクには、めちゃくちゃ刺さりました。
人間が機械ではない以上、心理や情の要素はキチンとマネジメントに取り入れられるべきです。
よくある経営と現場の「温度感の差」とか言われるやつの正体、リアルでは何が起こっているのか?
そして、なぜ起こっているのか?を明確にする事で、「じゃどうすれば?」の対策を打てます。それを著者の生々しい体験から学べる一冊です。
概要
ゴリッゴリにボトムアップ型のマネジメント論。
トップダウンかボトムアップか、会社のフェーズによっても、事業内容やメンバーのタイプによっても、はたまた同じ会社でも部署やタイミング・どういうシチュエーションか?によっても最適解は異なるはず。
唯一無二の正解ではない事を念頭に置きつつ、「現場の声を無視したトップダウンで起こるBad case」と「ボトムアップ型を突き詰めて組織が活性化するGood case」を、追体験的できる本。
「現場やメンバーの声を聴く/活かす」という姿勢に立つ、もしくはそういう意思決定をした際は、本書の一貫した主張でもある「心の底から現場をリスペクトし態度と行動に示せ」を肝に銘じたい。
心でいくら現場をリスペクトしていても、一挙手一投足にまで気を遣わなければ、細かいところに滲み出てしまう。
どれだけ優れたコンサルタントや経営メンバーがいても、現場をただの「実行の場」と捉え、現場の感覚や負担を織り込んだ戦略が作れなければ、現場は動かず=一切実行されず不満だけを増す施策になる。
実行されないアイデアは無価値であり、現場の実行には感情や経営との相互理解が必要。実行を現場だけの責任にした時点で、その経営・戦略は破綻する。「現場が能動的に実行する」環境も含めて、経営の大きな因子と捉えるべし。
まとめ
気になったところ
トップダウン型の問題や、現場の力を最大限に引き出すための具体的な考え方、アクションがふんだんに盛り込まれているので、全部読み倒したいが…
一番心に響いたのは、割と前半の「姿勢」の部分。
「大事なのは、順番だ。」
この一言を、強烈に頭に染み込ませたい。「リーダーから先に部下のリクエストを聞く」という節(?)を全て引用したい位。
これは、giveが先かtakeが先かと、本質的には同じ話。現場に動いてもらう=要望を伝える前に、まずは相手のことを要望を聞く、叶える事が先。
自分が何をして欲しいかを伝える前に、あなたが何をして欲しいか?を問う。
これは良好な人間関係を築くうえでは、多くの人が賛同しそう。一方で、経営をするうえで「現場の声を尊重して会社が潰れたら元も子もない」という見方もできる。
全て現場に任せていたら、ピラミッド組織が最適解という話にもならないし、多くの企業が一瞬で潰れるのは、事実だと思う。
ただ、トップダウン・ボトムアップのバランスはあれど(もしくはフルトップダウンだとしても)、この「順番」は絶対に意識すべきだと思っていて。
「事業拡大のために、うちはトップダウンが最適である」という前提をメンバーが持つためには、それが腑に落ちるまでのコミュニケーションや、それが経営者の自己満足のためでなく会社=あなたのためである。という事をまず理解してもらう必要がある。
そもそも聴く姿勢できていない相手に、はどんな素晴らしいプレゼンも心に響かないのと同じで。
「人を動かすためには、順番が大事」
この事は、めちゃくちゃ意識しておきたい。
今日からどうする?
まずは否定せず、意見を言わずに現場の声を聞き切る。こちらの話を聞く/アクションを起こす姿勢になっているか?チェックしてコミュニケーションの順番を間違えない。
これは今日から実践できる。全てではなく、自分が「ここは現場を尊重しよう」と思った部分から始める。
また、本書は極端なポジションからの内容なので、真逆の「経営やマネジメントはトップダウンじゃあ!!」という本もinputする。ニュートラルに自分に合ったバランスで取り入れるべし。
リアル読書メモなので、本の内容というより、ほぼ読んだうえでの自分の思考や意見になってしまいました。
ただ、やはりoutputが大事なので、後から見返す自分用という事で、ご容赦下さい。
ではまた。
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