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「これじゃあ、神様もお手上げね」 ユウカが挙げた10個の叶えたいことリストをみてアキが言っ…
難波の夜。大衆焼き肉屋での夜食。 まだキャバ嬢同士のよもやま話は続いている。 「しかし、…
ユウカは自分のお客がどんどん面倒くさくなっていく現象について 頭を悩ませていた。 最初は…
「ユウカさん、2番テーブルです。指名の山本さんです」 「はい、OK」 週末の「クラブ・フロ…
それから、ママとアキとの取り決めで島田が来る日には、お店に出ることになったユウカ。ママと…
ユウカはアキに自分の地を認められたみたいで、むしろ気持ちよかった。ちゃんと自分のことを理…
それから、ユウカはアキに付いて週に3回、北新地のお店に行くようになった。高速に乗って芦屋から大阪に通う間は、車の中でアキとよく話をする。 「ユウカ、先週のお客の入りはどうだったの?」 「全体としては先々週とそんなに変わっていませんね。ただ月初だったからか、いつもより接待のお客様が多かったように思いますけど」 「なんでそう思うの?」 「ボトルの注文が少ないのに、全体の売り上げが変わらなかったからです。ということは、お客様の数が増えていたということですよね。やっぱり、ボト
「昔のツテでね、北新地でいま女の子を教育してるの。その手伝いをやってくれない?」 アキに…
ユウカは竜平の家に厄介になってから2週間が過ぎようとしていた。 時折、アキから買い物や雑…
※この小説は2016年に連載を開始したものであり、当時の世相を反映し、絶妙にダサく古臭いと思…
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