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アルコール病棟入院~入院初日の話

こんにちは、スガです。
現在進行系でアルコール病棟に入院中です。
入院初日の話を書こうかと思います。

入院初日~ようやく辿り着けた避難先~

3月初旬、診察で翌日入院が決定したので帰宅後フラフラになりつつも初めての入院の用意をした。荷物の詰め込みは旅行で慣れているのでスムーズにいけた。
終了後、人生で最後になるであろう酒という名のアルコール薬物を21時~翌日5時まで飲み続けた。いつもどおりの9%レモンサワーと自作濃いめハイボールを合計2L。

起床後、いつもどおりのえずき。不整脈。軽い痙攣。そして右手の小指の麻痺が発症。
かかりつけの精神科から処方された吐き気止めを飲み、体力を振り絞ってキャリーケースと荷物を持ってバスと電車に乗り、病院最寄り駅に降りた。
タクシーで病院へ向かう。

現実となった初めての入院。

受付は限度額適用認定証と入院保証金を支払う以外はいつもどおりだった。
診察の待つ時間もいつもどおり。そして診察。

入院にあたっての同意書提出、入院についての説明がなされた。アルコール病棟といっても精神科の一つで精神保健福祉法による任意入院となる。

そして血液検査の結果。
γ-GTPが90(基準値超え)と数値が上昇しているとのこと。

昨日は何時まで飲んでいたかの問いに「朝5時まで9%を2L飲んでいた」と正直に答えるとドクターの顔が曇る。
開放病棟でアルコールの臭いを撒き散らしてはいけないのだ。
看護師によるアルコール臭検査の結果、臭いはしないので開放病棟行きとなる。ここでアルコール臭がしたら隔離部屋行きだったのだ。

隔離部屋は外から鍵がかかり自由に部屋から出られない。
通信もできない。
なので入院診察時間ギリギリまで飲むのはやめましょう。

病棟へ入り、面談室で空港保安検査場レベルの荷物チェックが入る。
アルコール薬物飲料を持ち込むヤツがいるのだ。
あと重症患者はエタノールさえ入っていれば何でも飲むので、エタノールが入っているものは全部NG。例えば
・消毒液
・リセッシュ
・栄養ドリンク
などなど。。。
あとハサミなどの刃物類もダメ。離脱症状やせん妄で振りかざす例もあるからね。

もちろんボディチェックもある。何だか空港にいるような・・・?という余裕はなかった。

荷物検査終了後、担当看護師による病棟内の案内と精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)と面談。やっとソーシャルワーカーさんと繋がれて安心した。

病室へ入室、着替えてベッドへ倒れ込む。
夕食はお粥かなと思ったら、なんと通常食でご飯とおかずだった。
吐き気とえずきもあったのになぜか完食できた。

夜の薬を飲む。ここで軽い離脱症状が発症。手が震えるのである。
看護師へ相談し、頓服を飲む。
落ち着いたあと、就寝時間になり寝る。

翌日から2日間、地獄の軽い離脱症状が始まる。
次回に書こうと思います。

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