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思いを考えに変えてくれる魔法の道具。

今宵は一人きりの夜だ。いつもにも増して、ゆっくりとした時間が流れる。はじめはビートルズの『Abbey Road』、いま流れているのはビル・エヴァンズ・トリオの『Waltz for Debby』。やさしいピアノの音色が部屋の空気を心地よく震わせている。

ツイッターを覗いては、とあるつぶやきに涙をにじませ、こう( 大きな声で )つぶやいたり…

ゆるやかな時間の流れのなかでとりわけ多くの時間を費やしたのは、白い紙を前に座ること、であった。座ってみてはじめて、そういえばここ最近、白紙の前に座ることが少なかった事実に気がついた。

すらすら、すらすら、すらすら。

ペン先が、忙しなく走りまわる。

思いが、考えに、なってゆく。

書くことは、思いを考えに変えてくれる。書くことでやっと、「あ、そういうことを考えてたんだ」と気がつくことも多い。これなんかもそうだ。

文字にしてみると、縦横無尽に思考が展開して行く。「なぜ?」と根っこを辿ったり、「要するに、それはなに?」とまとめてみたり、「うんうん、ほかには?」とそのまわりを眺めてみたり、が始まる。

そこに書かれたことばによって、人が喜んだり動き出したりする。あるいは、現実が変わっていくことだってあるだろう。ほんとに魔法みたいだ。

書くことは、ふわふわと無形の世界に浮かんでいた思いを、きちきちと有形の文字の世界に落とし込む作業。頭のなかを飛び出して、真っ白な紙の上の世界をたのしもう。

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ということで、やっぱり通常版「ほぼ日」を使い始めようと思いました。5年手帳は使いつつも、もう少し自由な白いノート部分を求めて。( 隙間を見つけて買いに行こう )

以下は有料マガジン読者限定の記事です。話題は「人生という川の流れに逆らうのをやめよ」というお話を書きました。これまたノートに書きまくった内容のひとつです。

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