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1年半ぶりの登校班

とーってもnote久しぶりになりました。週3回遅刻登校の小学校3年の陽ちゃんに、振り回されることなく、生き方を尊重した暮らしをしている。教室に入る緊張感は強いけど、それもそんなに長く続かず過ごしている様子。陽ちゃんが5年生になれば弟が入ってくる。時々弟から一緒に登校してくれるのかと聞かれ答えを言えず困っていたことを私は知っている。
 ある時体育がとても楽しくて、次の体育は2日後の1時間目。良かったら朝からおいで。と担任の先生から言われたらしい。丁度その日は登校班の班長を決める日で、5時間目に久々に登校班のみんなに会ったらしく、そのこたで安心したのか、帰ってきて早々、


ママ金曜日は登校班で行くわ。
怖くなくなるまでついて歩いてくれる?


と言ってきた。え?行くの?登校班で??


嬉しいと言うより、とても心穏やかで、


早寝早起き挑戦してみたら?
行けなくても、行こうと思っただけですごいことやからな。


そう伝えて、本人も納得しておやつを食べていた。


金曜日になって、機嫌よく起こさなければというプレッシャーに負けて、私の起床は2:30。早すぎる。でも寝付けなかった。陽ちゃんを6:00に起こす。もうこの時点で私はふらふらしていた。陽ちゃんも覚悟していたのか機嫌よく起きて、しっかり食べてくれた。


7:50 怖いよーと泣いていたけど、ママがついていくし、少し早いけど登校班行くか?とスムーズに動いて靴を履けば涙も止まっていた。
 同級生も、班長さんも何もなかったように集まって歩き出した。そして途中で振り返ってもう1人で行ける。帰っていいよ。と手を振ってくれた。


この日が来るのをもう楽しみにもしていなかったから、急にきたギフトは驚きが大きく嬉しいという感情もあまりなかった。

ただ帰ってきて、仲良しの友達がとても喜んでくれたこと、下足場から教室まで心細くて同じ登校班の男の子に教室まで一緒に行ってくれる?とSOSを出せたことを聞けたことにグッと込み上げるものがあった。でも、いつものごとく次の日は休んだし、その次の日は遅刻登校だったけど、親としては心はとても穏やかで、親子ともども成長したなーと思いながら歩いた。以前の私なら一回行けたならこの調子でと激しい登校刺激をしていたに違いない。


しばらくして、支援級の先生と懇談があった。この一年とても成長してくれたことを先生も称えてくださった。そして、初めて支援級の担当をして、今までクラス担任では、ドリルひとつとっても、みんなが最後までやり切ることが担任の務めだと思っていたけど、支援級でみんなと勉強を進める中で、みんなそれぞれゴールが違うことに気付いて、今年支援級の担当になって教師として子どもたちに感謝しています。

と話してくださった。この2年親子で、泣いたり、喧嘩したり、落ち込んだり、喜んだり。みんなと違う道を歩く不安もあったけど、それも無駄ではなく誰かのためになることがあるんだととても嬉しくて、そして心から感謝した。

今日からまた、陽ちゃんらしく、私らしく楽しみながらぼちぼち進んでいこうかなと思っている。

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