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ベッドの至福

風邪をひいた。
というよりもここのところ抱えていた仕事が少しキャパ超えていたのか、体から強制休養のサインがでて(悪寒とだるさと強い頭痛)、昨日の取材の仕事の後、そのまま午後からダウンしてベッドに潜り込んだ。

寒さと頭痛にうなされて、布団を頭からかぶった。実はこの感覚は嫌いじゃない。世界から断絶されて自分一人の世界になったような感じ、この布団の暖かさが自分を包んでくれている優しさなどを必要以上に感じて、今やらなければならない仕事がなければ、まる1日こうやってぬくぬくしておきたい、世界から断絶されたい、という気持ちになる。

できれば顔も外に一切出さずに、このアクリルの羊水の海に浸っていたいと思う。赤ちゃんの世界なのかもしれない。

「おくるみ」てあるけどまさにそういう感じ。無力感と退行感がなんとも非現実感を誘って心地よいのだ。

ライナスのセキュリティブランケットが大好きで、実は若い頃にやっていた宅録の名義はセキュリティブランケットと名乗っていた。

(Dec 29, 2016 自分のMidiumからの再掲) 

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