フラリと「もじFes.」。文字専門家が企画する文字に囚われないコミュニケーション
SNSで見かけて気になっていたフォントワークスさんの「もじFes.」1日目(11/16土)にフラリと行ってきました。
場所は渋谷キャスト.ガーデン。屋外から屋内に入る二面構成です。普段渋谷に行かない勢の私でも迷わず着ける路面の立地、フラリと迷い込むには良い場所でした。
まずは屋外
路面から入ると、看板と写真が撮れるオブジェ、そして文字をテーマにしたマーケットが並びます。
↑イラストレーター松岡マサタカさん(@masatakamatuoka)のブース。ブローチと青いバッグ可愛かったなぁ...!
↑10秒でタトゥーができちゃうinstant.tatooさんのコラボタトゥーシール。どれも可愛くてテンションが上がった私はもじフェスのキャラクター(めっちゃ可愛い)を手の甲にIN!!!
えっ...なに......なにこれ、かわい......かわわわわわいいいい.....
なにこのこ。私の手の甲から生まれたの?愛らし過ぎない?
タトゥーすると2020カレンダーもらえます。これがまたかわいい。来年はこれをデスクに置いて筑紫明朝の文字詰しますね……
次に屋内へ
屋内はフォントワークスさんのフラッグシップ書体「筑紫書体」をメインに、トークセッションあり活版実演ありARありフォントバー(!?)あり、多くのイベントの「いいとこ取り」空間という感じでした。
ARはキャラクターをARアプリで動かせるめっちゃ私向けの展示だったんだけど、アプリがうまく入れられず出来なかった......ぜ、情弱かよ〜〜〜〜〜
活版印刷の実演
フォント関連のイベントで度々行われる活版印刷の実演。私活版大好きなんですよね...(大人の化学シリーズのミニ活版キットは素晴らしかった...)もじFes.に行こうと思ったのもこの活版実演があったからです。イベントごとに使う活版機が違うので楽しいんですよね。
今回も並ばせていただき、活版ガシャンコさせていただきました。やったことない人必見です。ぜひやってライトに当てて照りを見てください。インキの乗り具合・かすれ具合が最高ですよ......
いやーーーーーー...いいっすね......
他にも、昭和の時代から看板に用いられてきたフォントを集めてツール化した「のらもじ」や、漢字のルーツ「甲骨文字」に焦点を当てた展示など、身近な文字をクローズアップする作品が多く並びました。
フォントバーで写真に快く応じてくれるスタッフさん。スタッフさんも楽しくやってる現場ってやっぱり最高だ◎
感想
帰ってきて思い返すと「フラリと行く」こととイベント構成がベストにマッチしていて心地良い空間でした。何かの用事の前後に寄ったり、カフェでお茶する時間をココで過ごしたり、待ち合わせの場所にしたりという「TPOに囚われない最適な空間」が提供されていて、実際に若いカップルや多くのキッズ、いかつい男性、ステレオタイプのオタク、海外観光客っぽい人など、様々な層が文字と触れ合っており、イベント自体がコミュニケーションツールとして受け入れられていました。渋谷という路面立地フックも効いていましたね。例えば仕事帰りのスーツマンが来ても全く違和感無い空間です。
そういう意味で、内容は意図的にライトにしているんだろうなぁという印象です。普段文字と縁が無い人をターゲットにした、非常に質の高い多様性イベントでした。見習うべきところがたくさんあるなぁ。
渋谷に用事はありませんか?みなさんにもフラリと行ってほしい。
11/17日もやってるようですよ。
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