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尊索エンジンに学ぶ検索・発掘のコツ

 こんにちは。丁_スエキチです。

 最近、Twitterで尊い漫画をリツイートしてくれるあの人が新しいことを始めましたね。

 要するに、誰かの心に残ったけれどネットの海のどこにあるかわからないTwitter漫画等の作品を、覚えている手がかりを元にTwitterの集合知によって再発見しよう、というハッシュタグが誕生したということです。あやふや文庫の漫画版ですね。
 僕はこのハッシュタグを追いかけて、「あ~これ見たことあるわ~」と自分の記憶にある作品を実際に探し出して、そのリンクと共に「この作品ですね!」とリプを送ることを生業にしています。
 情報はインターネットの広大な海の底に沈んでいきます。その中から求めている作品を発掘するのは大変なことが多いですが、せっかくなので僕なりの方法論を紹介してみようと思います。

1.キーワードは手当たり次第

 このように、覚えている単語・連想される単語を思いつく限りひたすら組み合わせて探します。気合で頑張りましょう。
 「~~な話」「~~する漫画」というようなタイトルが付くことも多いので、「話」「漫画」「マンガ」などを検索ワードに加えると絞りやすくなるときがあります。

2.様々な検索方法を使う

 Twitterに投稿された漫画であるからといって、闇雲にTwitterばかりで検索するのはよくありません。実際さっき引用した2つめのツイートだとGoogle検索で見つかっていますし......。
主な検索方法
①Google 
 言わずと知れた大手検索エンジン。Togetterやまとめサイト、Pixivの検索結果らへんが引っかかることもあるので、Twitterで詰まったときには頼りましょう。Twitterと異なる点として、作品のツイート内にその単語が含まれていなくても引っかかる可能性があることが挙げられます。柔軟ですね。
②Pixiv
 タグ検索ができるのが強みですね。でも無課金だと新しい順と古い順の検索結果しか見えず、人気順検索が使えないのがちょっと悔しいですね。悔しかったら課金しよう。
③二次元画像詳細検索

 保存した画像を手元に持っているときに非常に便利なサイトです。画像をアップロードすると、TwitterやPixivにある類似の画像を検索してくれるのですが、かなり高精度です。ちなみに、作品が削除されていても、(無効になってしまった)リンクを表示してくれて、作者と投稿時期を特定することができます。
④Yandex(おまけ)
 尊索エンジンとは関係ないのですが、三次元の画像であればYandexというロシアの検索エンジンが非常に優秀です。「思わず保存したけどこの外国人女優って誰?」みたいな時に画像検索すると非常に高精度で元の画像が出てきます。残念ながら二次元画像の精度は悪いので、二次元は詳細検索、三次元はYandexと使い分けましょう。

3.検索の戦略を立てる

 1や2の方法を駆使しても、お目当ての作品がなかなか見つからないときもあります。
 そういうときは戦略的に検索しましょう。

戦略①ファボ数で絞る
 心に残って引っかかっているTwitter漫画というのはたいていバズっています。1万いいねとか超えがち。それを利用してTwitterの検索時に「min_faves:10000」というのを足してあげましょう。すると、1万いいねを超えたツイートのみが表示されるので、調べるのがだいぶラクになります。ありがとう検索演算子。いいねの数字のところは適宜減らしたり増やしたりして変更していきましょう。
 ただしTwitterの検索結果は検索漏れがあることも多いので、演算子を使って見つけられなかったからといってTwitter上に作品が存在しないとは限らないので注意です。

戦略②感想を予測
 作品を読んだらこういう反応があるだろう、というのを予測して検索ワードに加えるという方法です。例えば「まさか冒頭の吊り橋効果の解説が伏線だったとは......!」のような感想が浮かぶと考えられる場合、「吊り橋効果 伏線」とかで検索をすれば、リプ欄の感想が引っかかる可能性があります。つまり、直接作品のツイートを探すのではなく、リプ欄の感想を予測してリプ目当てで探すのです。
 なお、RT後のエアリプだとしても、投稿時期を絞ることができるヒントになるのでありがたいです。みんなも尊い作品の感想はどんどん言葉にして投稿しましょう。
 (ちなみにこの間はキャラ名で検索してたら「○○が●●な話描きたい......!」という作品内容どんぴしゃなツイートを発見して、確認したらその人が作者でした。感想(創作意欲の表明)。)

4.まとめ

 僕が普段やっているTwitter漫画発掘方法はこんな感じです。Twitter漫画に限らず、他の色々なことに応用できるかもしれないので、noteの記事という形でまとめてみました。
①キーワードは思いつく限り手当たり次第全探索
②Twitterに限らずいろいろな検索方法で
③演算子や検索対象など戦略的に
 このほかにも「私はこうやって効率のいい検索をしてるぞ!」「この検索サイトおすすめ」などといったご意見がございましたらお気軽に丁_スエキチまでコメントを下さい。そうすると僕が喜びます。

 学術論文もこれくらいガッツリ検索できる英語力が欲しい。

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