中谷進の「どうされました?」 23/12/25
M-1グランプリを生で観ました。2018年以来かな。霜降り明星が優勝した。
なんで観たのかっていうと、令和ロマンとヤーレンズが出るから。
この2組はラジオも面白いし、漫才も好みに合ってるから、応援しようと思って。この「応援しよう」という気持ちが厄介で、だから私はコンテストものが苦手なんだろうな。
自分が応援しているコンビは、ウケてほしいし、優勝してほしい。そこまでは良いとして、その先に「審査員のマイナスコメントを聞きたくない」とか「他のコンビがウケすぎないでほしい」とか、そういう気持ちにもなってきちゃう。
特に令和ロマンは出順の関係で「逃げ切り」の戦いになっちゃったから、M-1の舞台にうまくハマらなかったコンビがいると、ホッとしてるところもあってね。純粋に漫才を楽しんでない感覚があった。
もちろん、純粋に楽しみたいなら劇場とか単独ライブ行けば良いと思うし、賞レースってそういうのが1つの楽しみ方として正解にも思う。だけど、入り込んで応援するほど他人の失敗を願ってるようで、おいしい焼き魚のエグい血合い食べたみたいな気分になる。
でもこういう、年に1回の大イベントみたいなものは好きなんで、みんなが盛り上がってるのを横目に私も楽しませてもらいました。出演者スタッフの皆さん、おつかれさまです。
昨日の「日向ひ」は期待以上に面白かったな。
出演は髙橋未来虹さん、森本茉莉さん、山口陽世さん。
みんな日向坂46の3期生なんだけど、今年は上村ひなのさん含め3期生4人が目立ってた1年だったなと、ファンの私は思っている。でも、まだまだ出せてない面白さがある人たちだと、ラジオを聞いて改めて思ったな。
3期生は人数が少ないからか、3期生だけの空間っていうのが、あまり見る機会がない。でもこの人たちって同期だけでいるときは、またいつもと違う一面を見せてくる。もっと4人だけの場が見たい。
芸人もアイドルも、私がラジオが好きな理由はそこにある気がする。ラジオは基本的にその人たちしかいない空間だから。
テレビの横幅が伸びて、寂しくならないようにより多くの出演者で画面を埋めるようになった一方で、ラジオ(YouTubeもかな)はより閉鎖的なコンテンツで満たしてほしい。
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