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ネット銀行を利用してみませんか?

こんにちは、山梨県北杜市のまちの税理士です。
皆さんはネット銀行の口座をお持ちですか?
ネット証券との連携、住宅ローンの返済、利用する経済圏の集約など、口座を開設する理由は様々ですよね。
今回まちの税理士は、ネット銀行の利用方法について、思いを巡らせてみました。

㊟ネット銀行以外の銀行は、都市銀行、地方銀行、信託銀行、信用金庫などたくさんありますが、本文ではネット銀行以外の銀行を地方銀行としています。まちの税理士事務所が在る場所ですからね(笑)。あしからず。


1.ネット銀行とネットバンキングの違い

ネット銀行とネットバンキングの違いは、次のとおりです。
・ネット銀行(ネットバンク)
 ⇨インターネット上にのみ存在する銀行
 ⇨「銀行」のこと
・ネットバンキング
 ⇨インターネット上の銀行取引サービス
 ⇨振込や入出金などの「サービス」のこと
地方銀行はネット銀行ではないけれども、ネットバンキングのサービスは行っていますよね。

2.事業者にお勧めしているネット銀行の利用方法

地方銀行のネットバンキングの場合、同一支店間の資金移動には手数料が発生しないものの、支店が異なると資金移動に手数料が発生します。
例えば、山梨県北杜市に支店がある地方銀行の場合、支店が異なるときの資金移動に掛かる手数料は、次のとおりです。
山梨中央銀行   ⇨税込110円~220円
甲府信用金庫   ⇨税込110円~220円
・山梨県民信用組合 ⇨税込110円
一方でネット銀行は基本的に支店が異なる場合でも資金移動に手数料は発生しません。
よって、まちの税理士は、次の条件が揃っているお客様に対しては、ネット銀行の口座開設を提案します。

条件①掛け売上がメイン

ネット銀行には窓口がありませんので、現金を預け入れる場所はコンビニになります。しかしコンビニでは小銭を預け入れることができませんので、現金商売には向かないと考えられます。

条件②会社で現金管理したくない

会社に現金をおかず、全て経費は社長などが立替えて支出し、後日預金でその立替金を精算する場合です。

条件③借入金の依存度が低い

地方銀行で資金調達するためにはその地方銀行の口座が必要であり、借入金の返済もその地方銀行の口座から行わなければなりません。借入金の依存度が高ければ、返済原資となる掛け売上や現金売上は地方銀行の口座に入金する方が資金繰りは楽になります。

この三条件が揃っているお客様には、法人名義と個人名義の同一のネット銀行の口座を開設してもらいます。個人名義は条件②の経費の立替えをする社長などの口座になります。

もうお分かりですかね?(笑)

同一のネット銀行は資金移動に手数料は発生しませんので、基本的に24時間365日立替金の精算を行うことができるわけです。

ただし、留意することもあります。ネット銀行以外に地方銀行の口座を開設する必要はないのか?と問われれば、答えは「△」です。というのも、ネット銀行を引落口座に設定できない取引があるのも事実だからです。

3.サラリーマンにお勧めしているネット銀行の利用方法

サラリーマンの方でネット銀行が給与振込口座になっている方はまだ少ないのではないでしょうか?
ネット銀行以外の給与振込口座からネット銀行へ手数料無料で資金移動できる方法があります。
それは多くのネット銀行で導入している「(定額)自動入金サービス」です。
基本的に毎月一定の日に一定金額を自動で資金移動してくれます。ただし、ネット銀行へ入金されるのが4営業日後であったり、5営業日後であったりと資金拘束になる期間がありますので、ご注意ください。
この(定額)自動入金サービスを利用すれば、ご自身が利用する経済圏の集約などが可能になりますので、ぜひご検討ください。
以下は(定額)自動入金サービスができるネット銀行の抜粋(例示)です。
住信SBIネット銀行
PayPay銀行
auじぶん銀行
イオン銀行
セブン銀行

4.最後に

まちの税理士も地方銀行には普段から大変お世話になっているところです。今回の記事は決して地方銀行を批判したものではありませんのでご理解いただきたいです。ただし、ネット銀行の預金決済取引の利便性は見逃すことはできませんよね。ネット銀行を引落口座に設定できる取引がもっと増えればいいのになぁ、とまちの税理士は思う今日この頃です!

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