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【イベント振返り】旧裏忘年会〜夜の廃品回収杯〜


こちらの記事は主催した旧裏忘年会の後半で行われた企画のご紹介となります。

前半の記事はこちら


まとめ売りドラフトについて

今回の企画はいわゆるドラフトと呼ばれる形式のもので、ネットオークションやフリマアプリ等で売られている「旧裏 まとめ」「ポケモンカード 初期 大量」などの検索ワードで引っかかるものを事前に購入し、

中身を見ない上でドラフトを行い対戦するだけの企画です。

旧裏合宿と呼ばれるイベントでもレクリエーションとして行っていて、参加者の準備がほとんど不要であることや、普段使われないカードが活躍したりするので一定の評価を頂いた企画でした。

本来なら合宿を開催し、お酒でも飲みながらやりたかったのですが、なかなかそうもいかない世の中なので、(運営側の不良債権の消費も兼ねて)今回実施する運びとなりました。


ルールの整備

ルールは比較的シンプルで、詳細はこちらの記事を参考にして頂ければと思いますが、基本的には以下のルールを設定しています。

・基本エネルギーを各色10枚ずつ持参
・ピックアップは3枚ずつ
・デッキ枚数は40枚
・同名カードは2枚まで
・サイドカードは4枚

エネルギーの準備

エネルギーカードについてはドラフトの中からピックアップしても良いのですが、まとめ売りの中にエネルギーカードが入っていないと悲惨なことになるので、各自基本エネルギー(草炎水雷闘超)を10枚ずつ持参してもらいました。

これに関してはエネルギーカードを引けるかどうかの問題以外に、単色デッキの抑制も兼ねています。

以前にSMBの余った時間で行った際に、その制限をしなかったことによって単色デッキが強くなってしまうことがわかったので、色々なカードを使ってほしいという観点から、エネルギーの枚数を制限しました。

10枚であれば、ドロソが少ない環境では単色デッキは組むこともできるし、安全を見ると14〜16枚程度のエネルギーを入れざるを得ないので程よいバランスだったと思います。

また多色前提となると単色デッキ同士の相性の暴力によって、企画が早々に終わってしまうことも未然に防いでいます。


ピックアップの枚数

ピックアップ枚数を3枚としているのは、進化ラインをピックアップする際に安定感が出過ぎないようにするためです。

まとめ売りもほとんどの場合が、ある程度似た種類のカードやため同じタイプのカードがまとまっていることが多く、
一つの山からピックアップする際に4枚以上のピックアップだと強すぎるデッキを構築できてしまうことと、ドラフトのドキドキ感(リスク)が減ってしまうため3枚としています。

具体的には1進化であれば2-1、2進化ラインであれば1-1-1しかピックアップできないと言った形になります。

これによって一つの山から、1進化ラインの2-2ピックアップができないため、安定感の強いデッキを簡単に組むことが出なくなり、多色博打ではあるが2進化をピックアップする余地が生まれます。

故に夜の廃品回収杯という名前はか後付けです。
世の中のまとめ売り(廃品)を回収しているので実にいい名前だと思っています

デッキ枚数

これに関しては前回の旧裏合宿時に30枚デッキで行ったところ、オーキドはかせを採用したがためにLO負けしたという事象があったのでそこから増やした40枚としました。
オーキドはかせは旧裏の醍醐味だと感じている人も一定数いるので、そこを損ないたくない思いがあります。

単純に30枚だと先程から危惧している単色デッキになりがちなのでその抑制も兼ねています。(とはいえ、60枚だと流石に時間がかかってしまう。)

同名カードの枚数制限

こちらは基本のルールが60枚のデッキに対して同名カード4枚となっているので、40枚に同名カード4枚だと安定感が高まりすぎでしまうので制限しています。

大会終了後考えてみるとデッキ枚数は2/3となっているので、同名カード3枚数としてもいいのかなと思ったりもしているので、今後変更するかもしれません。

サイドカード

こちらもデッキ枚数に準ずる形で減らしています。
おそらく5,6枚目をとれるようなデッキを作ることが困難と思われ、企画自体がグダるリスクが高まります。

以上の観点から、

・基本エネルギーを各色10枚ずつ持参
・ピックアップは3枚ずつ
・デッキ枚数は40枚
・同名カードは2枚まで
・サイドカードは4枚

としました。

当日の様子

企画当日は、前回の企画の影響もあり14時半ごろから開始となり、17時退室のため若干押し気味で企画がスタートしました。

8人で机を囲んで座り、感染防止のためにゴム手袋を配布した上で、まとめ売りを16分割して、はじめに前半の8山、後半の8山という形でドラフトをしました。(おそらく1山60〜70枚程度)

時間がなかったので各山の枚数が厳密に均等にできなかったのは反省点でした。

参加人数の関係で基本的3枚ピックアップ×8回を前半後半で2回行い48枚をピックアップする形となりました。

原則的に1つの山には1回しか触れなので、何を優先してとるかが各人に委ねられます。

今回は時間がなかったこともあり、1山30秒制限を設けてしたので、60〜70枚の山の中から30秒で3枚選ぶスピード感はなかなかやってみると面白いです。

各自合計48枚のカードと持参したエネルギーを使って、デッキを組んで行きます。
ここは10分間としました。

ここはピックアップの結果を踏まえ、デッキの構築を行いますが、各自がどのような思想でピックし、構築したかゆっくり感想戦ができればなおよかったのかも知れません。

うっどの場合

ピックアップ内容

私の場合、初めの山にトレーナーカードがそれなりにあり、超エネルギーリムーブを2枚見つけたため問答無用でそれ(+ポケモンぎゃくしめい)をピックしました。

その後の山で無色エネルギーで攻撃できるかつHPの高いグライガー(neo1)が2枚見つかったので、採用することにしました。

以降は多色デッキで採用されやすい無色ポケモンをメタる構築をめざし、闘タイプと優先的に採用し、抵抗力の相性補完のための水タイプを中心にピックアップしました

写真では全て見えていませんが、実際にはヒトデマン(第一弾)やカスミのヒトデマン(プロモ)等1エネ20点のポケモンを中心にピックアップ。

また相手にピックアップされないようにポケモンぎゃくしめいをデッキに使う以上の枚数ピックし妨害を働いたりしていました。

デッキ構築


無色ポケモンを狩るためのグライガー(neo1)、エビワラー(第一弾)、エビワラー(拡張)

自分の次のドローを確認して戦略を立てるマンキー(ジャングル)

色拘束が緩く抵抗対策となるゼニガメ(R)、カメール(第一弾)

ぎゃくしめいで重いポケモンを呼びつけた後にベンチを狩れるタケシのゴルバット

最強カード超エネルギーリムーブ+ポケモンぎゃくしめい

無色ポケモンをメタるマダツボミの塔

LO負けを防ぐエイパム+夜廃品回収(企画の主役)

と役割十分なデッキを組むことができました。

試合結果

1位 よしのんさん
2位 あさりのみそしるさん
3位 かかしさん
4位 うっど
5位 てるるさん
6位 なふださん
7位 まくらぎさん
8位 チンパンさん

という結果となりました。

デッキ構築


1位 よしのんさん

トレーナーロックに擬似ベイビィ、ダメージ操作までなんでもできる

旧裏合宿の時、カメックスをピックして準優勝した神の子はまたしてもドラフトですごいデッキを作っていました…笑

2位 あさりのみそしるさん

このルールでのフーディンは犯級罪。タケシが輝く

3位 かかしさん

潤沢なトレーナーカードに真打ちヘラクロス(neo1)。


4位 うっど

内容に対してドロソの貧弱さがこの順位

5位 てるるさん

このレギュでのわるベトは強い

6位 なふださん

ジュゴン(第一弾)とランターンで色をうまく組み合わせた構築


7位 まくらぎさん

グドラ好きはドラフトでも健在


8位 チンパンさん

実は一番極悪なんじゃないかっていうデッキがこちら。ずつうからの逆襲。


総括

今回のまとめ売りドラフトは前回の旧裏合宿とSMBの際に遊んだ結果もあり、程よい環境でできたのではないかと思っています。

次回やる際はもう少し安定した構築を許容して同名カード3枚にしても大丈夫なのかなとも思いました。

時間のない中での運営となってしまったので、それぞれのピックアップやデッキ解説等感想戦の要素をあまり多く取れなかったので、その辺については各プレイヤーのブログに期待したいと思います。
次回はもう少し余裕を持った時間を取れるようにしたいと思います。

運と戦略といつもと違うカードを使ういい機会であり、皆さんのリアクションもなかなかよかったので、半年とかそれくらいのスパンでまた実施できればと思っています。



先のニンテンドウカップ’99も含めて、参加して頂いた皆様ありがとうございました。

2022年になっても楽しく旧裏を続けていけられたらと思います。

それでは、良いお年を。

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