【いろいろな音色を引き出すには?】 後編‼️〜 いろいろな音色を吹き分ける方法〜

前編からだいぶ間が空いてしまって
前編読んでくださった方も覚えてないかもしれませんが😅
続きを書きたいと思います!

今回紹介するのは
超定番ですが

【音色のイメージを声で歌って聴かせる】

声色を使って伝える方法です。

これは意識的にうまく使えればかなり
効果があります。

(指導者目線で書いてありますが、演奏者の方もこれから説明する声色や歌の響かせ方のイメージを自分の中で持つことで演奏に生かす事ができます)

ちなみに
これは必ずしも声楽的に美声では無くても
大丈夫です笑

実際有名な指揮者でも
ニュアンスや歌い回しは絶妙でも
声自体はダミ声と言う人もいます笑(カラヤンとか晩年のバーンスタインなど)

大切なことは

○息の流れのイメージ

・息の圧力感、スピード感、太さ、量などが
伝わる歌い方で。

○口の中の広さ、形のイメージ

・Tiの発音のように口の中を狭くしてまとめた息にするか

・Toのように広めにとって太めの息にするかなど

○喉の空間のイメージ

・喉の開け具合で声の厚みや深さの
イメージを伝える。

○身体に響かせるイメージ

・歌の時に響かせるポイント、空間のイメージを伝える。

○声色の種類

・張りのある声、淡い声、甘い声、威厳のある声、朗々とした声、ひそやかな声、明るい声、深い声など
いろいろな声色を使うことで
音色のイメージを伝える。

○その楽器の音色のイメージに似せた歌い方

・例えばトランペットならトランペットの華やかさを意識して、チューバなら太くて重みのある感じを意識するなどその楽器の特徴を真似して伝える。

これらをできるだけ
実際の楽器の演奏感覚と
近いイメージで
リアルに伝えられるほど
反応が良くなり
大きな変化があります。

自分がその楽器を演奏した
感覚を想像しながら歌うと
より伝わりやすくなります。
(その楽器の演奏経験が少し
あるだけでも役立ちます)

そして
歌って聴かせる時のエネルギーや
テンションも楽器に負けないくらい
高く伝えられると
さらに伝わりやすくなります笑

普段から自分の中で
いろんな楽器のイメージ
で歌う研究や練習を
しておくと
伝える力が着実についてくると思います。
(楽器のモノマネみたいな感じです笑)

そしてやはり
声に加えてジェスチャーを併せて
使うと効果が倍増します!

・弦楽器のボーイングのようなジェスチャー

・息の流れや方向を腕の動きで示す

・その楽器を吹いてる真似をしながら歌う

→これかなり効果あります!笑

身体の使い方のイメージも伝えられるので
本当に吹いてるようなイメージで
歌いながら吹き真似してあげると
すごく伝わります。

あとオーケストラのアレンジものを
演奏とはする時などは
弦楽器のニュアンスを声で
表現して伝えると
弦楽器的な表現が引き出しやすくなります。

・弓の圧力感

・粘り

・弾ききる感じ

・弦楽器的な音の伸び感

・弦楽器的な音の深み

など弦楽器の感じを
できるだけ声で再現できると効果的です。

普段から良く使っている
声で歌って聴かせる
方法も
さらに工夫を加えることで
威力や伝えられる音色の種類が
広がるので
ぜひいろいろ試してみると
面白いと思います(^^)

最後まで読んでくださりありがとうございました!

もし前編も興味ある方はこちらをどうぞ(^^)

【いろんな音色を引き出すには?音色を吹き分ける方法】++〜管楽器、吹奏楽指導〜前編|須藤信也|note(ノート)
https://note.com/sudonoteid/n/na01a86c98597

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