スライド06

課金の科学

最近、自分の中でとても興味をそそられる2つのニュースがありました。

一つは、お笑い芸人で絵本作家の西野さんが、クラウドファンディングで出版された『えんとつ町のプペル』という絵本を無料でインターネット上に公開され、その結果有料である絵本は売れなくなるどころか、Amazonでランキング1位になるほど売れたという話です。


詳しくは、こちら

お金の奴隷解放宣言。
『えんとつ町のプペル』を無料公開したらAmazonランキングが1位になった。


もう一つは、BlogやYouTubeなどの無料メディアに関して、木村直人さんというカリスマ美容師の方とYouTubeで小学生から高校生までの授業を無料でアップされている葉一さんというYouTuberの方の記事です。


詳しくは、こちら

ネットで集客したいのに集客になるはずがないという話
どうしてユーチューバーになったの? YouTube【とある男が授業をしてみた】の葉一さんインタビュー


非常に興味深いと思いました。

まず、前者のニュースはフリーミアムの話として興味深いです。

ただ、他の絵本が全て無料公開したらこれだけ売れるか?というとそうではないんだろうなぁとなんとなく僕は想像しています。なぜなんでしょうか?

一方、後者のニュースはお二人とも大人気のBloger、YouTuberなわけですが、それぞれ特にビジネスのことを考えるわけではなく、ただ面白いと思うコンテンツをつくることに徹しているという話です。

無料であれば知ってもらえるのであれば苦労はないわけですが、すでにこんなに優れた人達が無料で触れられるコンテンツを発信しているわけです。

無料で優れたコンテンツは溢れているわけです。その中で勝ち残っていくのはとても難しいです。その戦略なしには、フリーミアムは成功しませんし、全部有料でも成功しません。

ビジネスパーソンとしては、これらの出来事を「ビジネスとしての課金のあり方」として科学的に捉えるべきだと思いました。

ということで今回は、課金を科学してみたいと思います。

もし宜しければ、昨日有料の定期マガジンで書いた「実践で学ぶパッケージング戦略とプライシング戦略について」も合わせてお読みいただくと、課金やパッケージング、プライシングという収益を創出するための基本構造について理解が深まると思います。もし両方ご興味あれば、定期マガジンへのご購読をおすすめいたします。


この後のコンテンツ

・課金の定義と種類、その傾向と対策
・課金タイミングと種類、その傾向と対策
課金するために最も重要で、必要不可欠なものは何か?
・絵本をフリーミアムにすれば売れるのか?
・フリーミアムよりも、XXの方がはるかに価値が高い
・課金の仕組みを逆手にとってXXする



課金とは

こういった普段当たり前だけど、意外と難しいテーマを扱うときは、wikipediaがやっぱり頼りになります。

まずは、その定義から抑えていきます。

概要:価値あるものの対価を求める際に課金という言葉を用いる場合、現代では、無形のもの特にデータやサービスなどをネット配信など通信により販売する際の、対価回収手段のことを指す。インターネットさらにパソコンの普及以前は、メインフレームに代表される高価であった情報処理システムそのものの利用に課せられることが多かったが、その対象は時代とともに変化してきている。

対価回収手段という風に定義されていますが、これは今の時代の課金を考える上で非常に良い言葉だと思います。

提供するサービスと対価回収の時期や方法が分離されていくと言う事を暗に示唆していますが、これには私も同意です。


課金制度の種類と傾向と対策

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