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リーフタンク2#2

というわけで、3年ぶりくらいで海水水槽を始めましたが、以前のデスロック(生物がいないサンゴの化石)がまだまだ大量に余っているので、90cm水槽の淡水アクアテラリウムをリセットすると同時に、こちらも海水化します。

魚よりは無脊椎動物…つまりサンゴを中心にするので、一般的には「リーフタンク」っていいます。まぁ、魚も多少は入れるつもりですが、サンゴにとってあまりよろしくないので、少量にしておきたいなー…と思ってます。

で、とにもかくにもオーバーフロー化です。

オーバーフローとは、「あふれる」という意味です。つまり、水を溢れさせて、その水を受け取り、濾過して、循環させるのがオーバーフロー水槽というわけです。絵にするとこんな感じ。

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メリットは大きく2つ。

 ①水量の総量が増えるので、水質が変化しにくくなる。
 ②濾過槽に色々と道具が置けるので、水槽がスッキリする。
 ③落水する過程で大量の空気を含むので、窒息等の心配がなくなる。

です。水の量が増えれば、温度も変わりにくくなるので、温度変化に弱い海水魚やサンゴにとっては、水量が多いかどうかは致命的な問題だったりします。

デメリットは、水管が目立つ点と、その水が落ちる音がうるさい点、そしてメリットの③にもあった空気を大量に含んだ水となることで、二酸化炭素を溶けさせにくくさせるため、水草などを育成するのには向いていない…と言う点でしょうか。まぁ、海水魚とサンゴだけなら気にする必要無いかもしれませんが。

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というわけで買いました。三重管セット。しめて22,000円也。
アクリル高い…。

これをつけるために、90cm水槽に穴をあけます。
ホールソーでガリガリーっと削っていけば、ほらこの通り。

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周りはシリコン…バスコークで固めました。

透明でもよかったんですけど、小さな穴とか見落としが嫌なので、白にしました。どーせ砂を敷くんだし、見えないですしね。乾燥させて、厚塗りしてを繰り返し、1週間かけて完成させました。

そして仮置き。

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下にあるのが60cm濾過槽です。
濾過槽の右側に落水して、左側から上に押し上げる感じです。濾過槽の中央にあるのはプロテインスキマーです。既にサンゴ石の濾材(昔使ってたやつ)を敷いてます。一度、漂白したものなのでバクテリアの類は一切いません。落水させる右側の底にバクテリア濾材を買ってきて敷き詰めようと思っています。

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中央奥にヒーターも設置しました。ヒーターは、クーラーとつながっていて、クーラーが温度を感知し、冷たくなってきたと感じたら、自動的にヒーターのスイッチが入る仕組みです。

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水槽内はこんな感じ。

実は穴をあけた箇所が壁に近すぎたせいで、三重管がフランジ(水槽の上部にある強度確保用のフチ)にぶつかってしまい、一部削りました。かなりギリギリです。まぁ、初めての穴あけだったので目算であけたのがまずかったようです。

そして、土曜日に荷物が届きました。

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安心のcharmさん、そして一部在庫不足で追加するために、CEPPO WEB SHOPさんでも買いました。

買ったのは、

 ・砂(マメカルシウムサンド)5kg × 9袋
 ・サーキュレーター(Gyre XF-330)
 ・リン酸吸着剤
 ・ケイ酸吸着剤
 ・水流ポンプ
 ・バクテリア付き濾材
 ・ライブロック
 ・小物 etc.

なんだかんだで12万くらいしました。砂高い…砂のくせに高い…。でも、マメカルシウムにすると、カルシウムリアクター(これも無駄に高い)が要らないらしいということなので、初期投資と思えば仕方ありません。

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7cmくらい砂の層が無いとベルリン式の効果が出なさそうと言うことで、計算上9袋も買いましたけど、

 ちょっと足りませんでした

水槽向かって右側の高さがちょうど7cmなのですが、平均すると5.5cmってところかもしれません。ま、いっか。少しずつ溶けてなくなっていくということなので、そのうち補充用に買いだめしておこうと思います。

砂は水の濁りがある程度取れるまで洗ってから入れろ…ということで、超洗ったのですが、濁りは完全に取れませんでした。というか、この濁り自体もカルシウムやマグネシウムが溶けているのかと思うと、なんかすごく勿体ない気がします。

で、またここから延々と人工海水を作っては入れ、作っては入れ…を繰り返し、およそ3時間後に、満水となりました。

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これは、満水にしたあとおよそ12時間経過した状態。

これでも相当濁ってます。
もう一日くらい待たないと、濁りは完全に取れなさそうですね。

さすがに350~380Lくらいの水量になるので、ヒーター1つで16度→24度にするには、12時間くらいかかってました。まぁ、一度安定してしまえばそうそう簡単に水温も動きませんので、電気代も最初だけだと思います。


これでバクテリアを投入し、1週間ほど循環させて水が立ち上がったら、次は少しずつ生体を導入していきます。


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