見出し画像

スタートすれば、まとわりつくものから自由になれる

はい、こんばんは。
なんかもう…寝る前の日課になってきました。


みなさんは、

 ・「はじめよう」と決断するまで
 ・決断してから、スタートするまで

は早い方ですか?それとも遅い方ですか?あるいは、始めなくていい理由ばかり探して、いつまで経っても始めようとしなかったりしていませんか?

始める前に、"やらなくていい理由"ばかり探す人に比べ、「さあ、やろう」という気持ちにすぐなれる人は、スタートを大げさに考えません。

 「どうせやらなきゃいけないんだから、さっさと始めよう」

と思うだけで済むからです。それ以外のことは考えません。どんなことでも、まず手をつけてみないことにはできるかどうかさえわからないだろうと考えています。

本来、プロジェクトマネジメントにおいては、始める前に綿密な計画を立てることが重要とされていますが、それは「チーム活動」においての話です。実際にマネージャーが動くのはもっとずっと前から、いわゆる「立上げプロセス」「計画プロセス」の時点で動かなくてはなりません。

計画を始めていなければ、目標も具体的な進め方も何一つ定まっていませんし、立ち上げを始めていなければ、これから行う活動の方針も目的も、なにも定まっていません。そう、成功する/しない以前の段階です。

そんな段階からアレコレ悩んでたって、意味はありません。

だって、具体的に何をどうするかも決めていないのに、「どうせ失敗するって…」と考えても、その根拠は全くないですよね?失敗しない進め方にすれば失敗はしません。失敗するのは、失敗する進め方だからです。ですから、「どうせ失敗するって…」と言う人は、裏を返せば

 「必ず失敗させます」

と豪語しているようなものなのです。

人間だれしも望んで「失敗」はさせたくないはずですから、なんとなく失敗を予感して、それを言い訳にする人は、気分的に憂鬱になっているのです。もし、失敗させたくてウズウズしているなら、もっと俄然やる気が出ていることでしょう。


しかし、スタートに時間がかかる人は逆です。

 「わたしはスタートさえ切ればあとはなんとかなる」

と考えます。問題はそのスタートで、いつ始めるか、気持ちの区切りをどうつけるか、テンションをどう高めるかといったことばかり考え続け、なかなかスタートを切りません。

重要なのは、活動内容であって、たかがスタートには大した意味もないのに、大げさに考えすぎるのです。


実際にスタートさせてからも両者の気分には違いがありますね。

早いスタートを切った人は、ひとまず安心します。一度動き出したら後には引けないことも十分理解しているので、そこから先は常に「建設的」に思考が働きます。また、早くスタートを切った分、遅い人よりもはるかに時間的余裕がありますから、多少難しい課題に直面しても、ゆっくりと考える時間があります。

ですので、少しぐらいペースが遅くなっても、慌てることがありません。

この状態は、周囲に競り合ってる相手がいない状況ですので、『争う気持ち』と言った余計な感情とも無縁です。自分の課題だけ見つめていればいいからです。

スタートの悪い人はそうはいきません。「追いつかなくちゃ」とか、「負けるもんか」といった気持ちになっています。先にスタートさせている人間にどうしても対抗意識をもってしまいます。スタートして同じ土俵に立った以上、「負け」ることも、「2位や3位に甘んじる」こともしたくないのかもしれません。

自分とゴールとの差を見る"絶対評価"ではなく、自分と先に進んでる他人との差をみる"相対評価"しか視界に入らなくなってしまうのです。

ですが、これは小人の精神です。

そもそも、スタート時に動こうとせず、後発になってしまった自分に問題があるはずなのですが、勝手に対抗意識を燃やし、勝手に焦ります。さらには、モラルが欠如している場合は、他人の足を引っ張ることもします。他にも、「大丈夫かな」とか、「ダメだったらどうしよう」という不安もあります。

とにかく心穏やかではありません。

そして、スタートを切ってからいつも気がつきます。さっさと課題に取り組みだしていれば気持ちが落ち着くのですから、「こんなことならもっと早くスタートさせておくんだった」もっと早くスタートを切るために、ちゃんと準備しておくんだった」と後悔するのです。


もし、過去に一度でもそういった苦い経験があるのだとしたら、まず軽い気持ちでとにかくスタートしましょう。

すぐに始めることで他人より有利になる恩恵はとりあえず置いておいて、自分の気持ちをかき乱すさまざまなものから自由になることに重点を置いてください。

それが争いの嫌いな人、苦手な人にとってはいちばん楽です。

だから、何をするにも「スタートが早い人」には、他人の足を引っ張る人はいません。先頭を走っていれば、他人が目に入らないからです。いちいち後ろを振り返って転ぶくらいなら、前だけを向いて突っ走っている方が圧倒的に安心できます。

それができずに、せっかく早いスタートを切ったにもかかわらず、遅い相手ばかり気にして邪魔しようとした挙句、待ちくたびれて寝てしまい、勝負に負けた「ウサギとカメ」のウサギを見れば自ずとわかると思います。

他人を気にすれば気にするほど、失敗の要因が増えるのだと言うことに。


ですからこう考えてください。

じっとしていればいるだけ、いろいろな不安や想像がまとわりついてきます。スタートさえ切ればすべて消えます。

 早くスタートをきることは、
 早くペースをつかんで楽になるためのれっきとした技術

なのです。


いただいたサポートは、全額本noteへの執筆…記載活動、およびそのための情報収集活動に使わせていただきます。