アラフォー上海留学日記【134日目】
7/9 火
今日から夏期講習がスタート。どんなクラスになるんだろう。ドキドキしながら教室棟に向かうと、廊下にスピーキングの张老师の姿が! 先生~と駆け寄り、F2クラスで夏期講習を受けるんですという話をする。まさか先生が私のクラスの担当?とぬか喜びしたが、张老师はどうやら隣のクラスを受け持つようである。残念。
教室に入ると、すでに大多数の学生が席に着いており、出遅れた感が半端じゃない。前のほうで空いてる席が一列目の窓際しかなかったので、そこに着席。
このクラスを担当してくれるのは赵老师。素朴な風貌の快活な男性だ。今日のテーマは第一印象です、今から15分間、まわりの人と自己紹介し合ってみてくださいと、いきなりお題が。近くの席の韓国の男の子2人とモンゴルの女の子2人としゃべってみたら、まあレベルの高いこと高いこと。
韓国の男の子のうち1人は日本で言うところの外務省勤務を目指しているとかで、英・中はもちろん、日本語もかなりうまい。とんでもないところに来てしまった。休憩時間に张老师を見かけ、みんなレベルが高い、緊張すると訴えたら、大丈夫、须田のレベルなら緊張する必要ないですよ、がんばって!と励ましてくれた。
タバコ休憩で先ほどの韓国男子2名と会った。外務省志望の子ははつらつと話してくれるんだけど、もうひとりの子とはあまり会話が弾まない。ううむ、男子むずかしい。
その後も何組かでグループワークをして、このクラスはどうやら韓国の子とモンゴルの子が多いということがわかった。先生が、この班は高級クラスなので、自分の考えをいかに正確に中国語で表現するかを目標としています、と言っていてビビる。ビビりっぱなしのまま、本日の授業終了。
帰りに、さっきグループワークでいっしょになった、タトゥーがかわいい韓国女子が手を振ってくれた。
菜鸟站に荷物を取りに行き、ついでに段ボールを買った。12元。そろそろ国際便で冬服を送らねばと思っていたのだ。菜鸟站から発送できる国際便の費用について調べてみるが、2kg以上の国際便の送料と送り方がよくわからない。顺丰だと部屋まで取りに来てくれて送り状も作ってくれるというブログを読んだことがあるので、顺丰も調べてみた。2221元(約4万5000円)。え…? 見間違い?
住所を入れて何度検索してみてもこの価格なので顺丰はナシ。誰が使うんだこんな高えの。富豪の運び屋かよ。
結局、郵便局に持ち込んで国际包囊として送ることにした。またあのEMSを取りに行った遠くて感じの悪い国際郵便局に重い荷物を背負って行かないといけないのか…とがっくりしたが、よくよく調べたところ、最寄りの中国郵政で取り扱い可能なんだそうである(「中国郵政」と書いてある施設のみ。中国郵政で調べて出てきた支店が中国邮政储蓄银行のこともあるので注意)。
歩いて15分もかからないところに天山支局があったので、冬服をIKEAの袋に詰めて向かう。うだるような暑さのなか、冬服のコートなんて見るのも嫌である。首元や胸元に汗が流れ落ちるのを感じながら、なんとか到着。
受付のおじさんに、この荷物を日本に送りたいと言うと、パスポートは持ってるか、箱はこれでいいかなど、ひとつひとつ親切に処理してくれる。前に行ったEMSの窓口とは大違いだ。
送り状を書いているあいだに、荷物をチェックして箱詰めしてくれた(内容物のチェックが必ずあるので、箱を持ち込む場合も封はしないほうがいい)。送り状の内容物欄に「二手衣服」と書いたら、この欄は税関が敏感にチェックしているから「上衣」にしたほうがいい、価格の欄は20~50米ドルくらいで、と的確なアドバイスが。ありがたい。
パスポート番号を読み上げながら入力していたおじさんが、おお…と言うので、覚えやすい番号でしょ?と言って2人で笑った。ここに書けないのが残念なくらい、一度見たら覚えられるレベルの簡単さなのである。
水陆路だと1ヵ月半~3か月かかるけどいいの?と言われたが、いちばん安いのを選びたいとそのまま続行。結局7kg弱で221元(約4500円)で済んだ。おじさんとの会話はまったく不自由なくこなせた。ちょっと自信がついたし、ようやく冬服を処理できて肩の荷が下りた。菜鸟站で買った段ボールは無駄になっちゃったけど。
娄山关路のほうまでつながっている地下道をうろうろ。3個で10元だった出前一丁が目に留まり、売り場にあったすべての種類を買ってみたが、よくよく見たら全部とんこつ味だった。中国では日本のラーメン=とんこつ。先日Tと、早稲田のメルシー閉店したね、煮干し醤油ラーメンもこっちで流行ってくれればいいのに、という話をしたことを思い出す。流行らないだろうな、煮干しは。
TENGAの自販機(これ、前も写真撮った気がする)や金沢カレーの店を見つつ、南丰城に寄って帰る。南丰城を歩いていると、2,3分に一度のペースで日本人女性のペアが出現してちょっとおもしろかった。セブンで大红袍が売ってたので買う。
駅前の快递站に届いていた荷物を受け取り、バナナを購入。空がきれいだった。犬がかわいかった。店のコンセントからバイクの充電をしているのがおもしろかった。
夕飯を食べて復習を始めるも、なにをどう復習したら自分のためになるのかがまだつかめておらず、ちょっととまどっている。夏期講習代は高いのだから、しっかり元を取りたい。早く勉強のコツをつかみたいものである。
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