アラフォー上海留学日記【147日目】

7/22 月

全5週の夏期講習も早くも3週目に突入。刻一刻と帰国の日が迫っている実感がある。まだ帰りたくない。もし日本が涼しいのならすぐにでも帰りたいと思うのかもしれないが、東京も暑いのなら上海にいたい。

授業で勉強した内容がぜんぜん頭に入っていないことに気づく。以前のクラスの李老师は授業中に何度も課題文を繰り返し発音させて、暗記させることに重点を置いていた。おかげで、単語も構文もけっこう頭に入っている。 一方、今回の赵老师は、夏期講習ではあまり学生に要求はしない、宿題もやりたい人だけやればいいと言っていた。完全に学生の自主性に任せており、学費のもとをとれるか否かは自分しだいである。もっと復習しないとダメだな…と実感。

未来の交通システムのアイデアを出し合い、グループで発表する準備をせよという宿題が出たので、山田とタイガール2人とモンゴルガールと3号宿舎の自習室へ。タイガール2人に、授業後なにしてたの?と聞くと、寝てた~と言われてほっこりした。

課題のために、鉄道、バス、タクシー、シェアバイク等をすべてひとつのプラットフォームで検索→予約→支払いまでできるサブスクリプションサービスを提案してみた。月額〇〇元で乗り放題的な。説明が難しいので、明日の発表のために簡単なpptにまとめることに。仕事でもパワポ使わないのに、こんなことで使うはめになるとは。中文がところどころ間違っているのはご愛敬。

山田も1号宿舎だというのでいっしょに帰る。宿舎に入ったところで日本人ボーイにあったので、こんちはーとあいさつ。山田が、あの人も日本人? (1号宿舎はひとり部屋なので)やっぱり日本人はひとり部屋選びがち…と笑っていた。

東京の友人から、元彼が半年の放浪の旅に出たという情報が入った。別れてからも仲良くしていたのだが、中国に来てLINEが死んでからは連絡をとっていなかったためびっくり。1ヵ月前に出国し、タイのビザが切れたため今はラオスに移動したそうである。東南アジア大好き野郎だから、さぞかし楽しんでいることであろう。
私もそうだが、アラフォーには半年くらいぶらぶらする期間が必要だと思う。年取ってから後悔するのかもしれないが、ぎりぎり体力があるうちに好き勝手やりたい。アリとキリギリスのキリギリスになりそうな予感がぷんぷんするけど、未来のことは未来の自分に託す。
と思っていたところで、岡野陽一さんがネタ番組で披露していたネタ中のせりふにちょっとグサッとくる。
「いちばん信じちゃいけないのは自分です。とくにね、明日の自分。明日の自分ってのはもうね、ヤバイ他人だと思ったほうがいい! ほんとうにヤバいんだから! おじさんも毎回明日の自分信じてこういうことなってる」

夕飯は冷麺。最近はごはん以外の写真をあまり撮っていない気がする。暑さゆえ外を歩いているときもスマホを出す余裕がないのと、いろいろ見慣れてきてしまってわざわざ写真に収めようという気がおきなくなっているというのがその理由。
あとから考えてみると、きっとそういう「わざわざ写真に収めなくてもいいもの」が懐かしかったりするんだろうけど。なんであの写真撮ってないんだ!と「明日の自分」に怒られてしまうだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?