アラフォー上海留学日記【142日目】
7/17 水
また夜ふかししてしまった。エアコンを消すと暑いし、つけると寒いしで、就寝環境がよくないことが原因。どうにかならんものか。
金曜日は不用品のフリマをやるとのことで、なにを持って行こうか。日本から送ってもらったものの帰国までに消費できそうもないスープ類か、日本から持ってきた自作の麻雀牌ふう箸置きか。友達に配ろうとおもったのに完全にタイミングを逸して、このまま持って帰るはめになるところだったからちょうどいいかも。
授業中、朱美が見て見て、私日本語しゃべれるんだよ、と日本語でしゃべっている動画を見せてくれた。はじめまして、私はタイ人です、私の顔はかわいいです!と語っていて爆笑した。もうひとりのタイガールといっしょに、モスクワっ子の奕佐の本名が難しすぎるとキャッキャしていてかわいい。タイの子ってなんでこんなに小動物っぽいんだろう。
奕佐に、ロシア人で知ってる人いる?と聞かれたので、ロシア文学家を何人か挙げたところ、僕の知ってる日本人はミヤザキハヤオとヒロヒト!と言われて笑う。エンペラー・ヒロヒトは悪いやつだから覚えなくていいよと言っておいた。
タバコ休憩で釜山ガールに会った。このあいだ日本のカレー食べに行ったよ、めっちゃおいしかったけど、辛口を選んだのにぜんぜん辛くなかったと言っていた。それ、日本人にとっては辛いんだよと伝える。場所を聞くと、天山路の地下にある店だった。このあいだ写真を撮った金沢カレーの店じゃないだろうか。そういえば4か月以上カレーを食べていない。食べに行ってみるか。
昨日の授業で自国の网红(ワンホン。SNSでバズっている人や店など)について説明せよ、という課題があったので、書いてきた作文を先生に見せた。インフルエンサーについてはまったくわからないので、SNS発で人気が爆発したちいかわについて書いたのだった。とはいえ、ちいかわのこともよく知らないので、調べ調べではあるのだが。
最初は吉伊卡哇…?と表情にハテナマークが浮かんでいた先生だが、「角色们不太说话,只说”呀,嗯,哈…“等等(キャラクターたちはあまり言葉を発さず、ただ”あ、うん、はあ…”などと言う)」という箇所でピンときたようである。中高生の女の子がカバンによくつけてるアレね! このキャラクターのペンもよく見かける!と笑ってくれた。
お昼を食べに食堂に行くも、夏休み中なので営業しているブースが半分。ただでさえ食べたいものが少ないのにまいった。とりあえず焼きそば。困ったときは焼きそば。
今日も今日とて昼寝をする。かつてないほど深い睡眠がとれた。体も頭もすっきりして、なんでもできそうな気がしてくる。もしかして、朝が強い人は、毎朝こんな感じで目覚めているのだろうか。だとしたら羨ましすぎる。
昼寝をしているあいだに、大卫から、ごめん、今日も出かけなくてはいけなくなった、理由を説明するからと長文メッセージがきていた。いわく、友達がママに内緒で校外に高い部屋を借りているのだが、ママには部屋の主は大卫だと伝えている(そこに自分は住まわせてもらっている、高い家賃なんて払っていませんよというテイ)。そのママが上海に遊びに来ているが、友達自体は現在夏休みで帰国中につき不在。にもかかわらずママが部屋に行きたいというので、部屋の主の役を演じてママを迎え入れなくてはいけない…そんな話だった。なんだそれ、おもしろそう。
仙一から、须田~夏期講習どう? 私は毎日退屈してるよ~と連絡が。速攻で、ごはん行こうよ! 海菜も誘ってみるねと返事。うれしいな。
仕事の資料をつくって編集長に送り、バナナを買いに校外へ。先日写真を撮り損ねたドデカマスカットが今日も入荷していた。でか! この果物屋、最初はどう入るかわからなかったっけと、記録用にドアの写真も収めておく。
日本から持ってきた無印のボディソープがついに切れた。4か月ももつなんて優秀すぎる。
ビール飲んで寝ようと思ったら、ベッド脇の壁に小さなゴキブリが。まじかよ、ついに出たか。殺虫剤などないのでティシュごしに叩いてトイレに流す。役に立たないとわかってはいるが、ドアの隙間に蚊よけスプレーをふんだんに吹きかけた。
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