見出し画像

バリ島でのインターンの様子をお届け⑤

現在、トビタテ留学8期生として、バリ島でインターンをしています。初めてのインターン・一人暮らしでなれないことが多いですが、その様子をレポートしていきたいと思います。

まずは、バリ島でインターンしようと思った理由から。
昨年、学校の研修で、バリ島へ行き、ある会社が運営する「環境問題」についてのプログラムに参加しました。そのプログラムは「環境問題をどうにかして解決したい」「そのために様々なことに挑戦したい」と私を変えるきっかけを与えてくれました。そんな私を変えるきっかけとなったプログラムを日本でも展開したいと思い、そのために必要なスキルや「良い組織とは何か」についてを学ぶために昨年お世話になった会社でのインターンを決意しました。プログラムを体験する側から、運営する側を見ることで、プログラムのマネージメントの仕方、プログラムを生み出せる背景などを知ることができたら、いいなと思っています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【第5週目(29~35日目)】

29日目 Indigo Dye&Green School

午前は、学生たちと一緒にIndigo Dye(藍染め)。藍の原液は、黄色がかった茶色なのに、空気に触れると青く発色するのが、不思議で面白い。

午後は、学生たちを連れて、Green Schoolへ。昨年は、ツアーの参加者としてGreen Schoolを訪れたが、今年はツアーをサポートする側になった。ツアーガイドが話した内容を翻訳して学生たちに伝えたり、私自身も一緒にGreen Schoolについて学んだり。
昨年は、Green Schoolの建築物や生徒の凄さに驚いていたけれど、サポートする側として訪れてみると、Green Schoolの運営面が気になり、違った気づきがあった。

30日目 体調がすぐれず、お休み

明日に備えて、体力温存。バリ島に来て、体調が悪くなるのは、つい食べ過ぎてしまうのが原因かもしれないなと最近思うようになった。

31日目 浄水フィルターのNGOへ

午前中は、学生たちとNGOへ。再生可能で、サスティナブルな素材で浄水フィルターを作る団体を訪れた。毎日飲料水確保のためにお世話になっている、このNGOの浄水フィルター。バリの水道水は飲料水としては利用できないため、オフィスでは、水道水をこのフィルターに注いで、飲料水を得ている。そんな偉大なフィルターを作っているNGOの説明を聞けることに学生たちよりもワクワクしていた。

ただ、これらのNGOはお金がないというのも事実だ。バリ島はまだまだ課題を抱えていて、それを解決しようとしているNGOがたくさんあり、高い技術で凄いことをしているのに、お金が得られない。どうすると、お金が回って、サービスも提供できるのか。NGOを訪れて、この悪循環を解決したいと改めて感じた。環境問題の解決と経済の両立を考える「環境経済学」を学んでみるのもいいかもしれない。

32日目 ヨガ&タナロットへ

今日は、学生たちのお楽しみ観光DAY。私は、ヨガ&タナロット寺院観光のアテンドをすることに。
タナロット寺院はヒンドゥー教の寺院で、島のようなところに建っている。
干潮時は、陸から岩瀬を歩いて、寺院に近づくことができるが、満潮時は、寺院が海に浮かんでいるように見える。また、インドネシアは、イスラム教徒の割合が最も高いが、バリ島ではヒンドゥー教徒の割合が最も高いというのが面白い。
日差しが照り返し、とても暑くムシムシした中の観光だった。

タナロット寺院の看板
蒸し暑いタナロット
たくさんの観光客でにぎわっていた

海の近くのヨガ施設で、潮風を感じながらヨガ。激しい動きはしていないのに、開始10分くらいで汗がダラダラ。ヨガインストラクターの動きをマネしながら、体をほぐしていく。最後の20分は、鐘の音を聞きながら、睡眠タイム。ランチの後+ヨガで気持ちがリラックスしていたため、つい、うとうと。1時間のセッション後は、体が軽く、すっきりしていた。

33日目 嬉しくなる瞬間

学生たちの仮説検証セッションのお手伝い。
それぞれが、どういう仮説を立て、検証をし、どのような結果が得られたのか、発表した。もっと順序だてて仮説を立てた方がいいなと思う部分もあるが、それぞれのやりたいことが固まってきていてよかった。だんだんと、やりたいことが固まってきている様子を見られて少し嬉しくなった。

仮説を立てるときに重要なのが、「勝手な思い込みをしていないかということ。」と、会社の代表に教えてもらった。対象物の周りの状況までしっかりととらえながら、仮説を立てる必要がある。「対象物の「どこ」に注目してそのような仮説を立てたのか」これを意識して、仮説を立てるとよいかもしれない。

34日目 GWK&ウルワツ寺院へ

お仕事をお休みして、1日観光DAY。
午前中は、GWKへ。GWKは、ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ(Garuda Wisnu Kencana)ガルーダに乗ったヴィシュヌ神という意味。神の鳥ガルーダに乗った、ヴィシュヌ神の大きな像のある公園だが、まだ、建設途中のようで造りかけの建物や工事中の場所をたくさん目にした。将来は、滝の流れる公園ができるそうで、今はまだ、像があるだけの広い土地という感じだ。

GWK像
大きく、迫力は凄い。

午後は、ウルワツ寺院へ。去年も訪れた場所。目的は、ケチャ(Kecak Dance)というヒンドゥー教の昔からの歌・踊りを見るため。ケチャが始まるのは18時からだが、15時くらいからチケット売り場は長蛇の列。チケット購入は、ガイドさんにお任せして、私は観光へ。ウルワツ寺院もヒンドゥー教の寺院で、海に面したところに建てられている。
ウルワツには、お猿さんもたくさんいて、帽子やスマホ、メガネなど気を抜くと取られてしまう。取られたものを返してもらうには、猿が満足するまで、フルーツや食べ物を与え続ける必要がある。満足すると食べ物だけを抱えてそそくさと逃げていく。ウルワツには、観光客が取られたものを返してもらうために猿に果物を与えたり、観光客に近づかないようにパチンコを使って威嚇したりする専用のスタッフがいる。何人かの観光客は帽子を取られてしまっていたが、専用のスタッフが猿に向かってランブータン(赤いとげとげのフルーツ)を投げ、帽子を取り返していた。

ケチャは、「チャチャチャ」という男声の歌と、力強いダンスがメインのバリ舞踊。1度聞くと、「チャチャチャ」という声が耳から離れない。100年ほど前にドイツの画家がこのケチャダンスと物語を組み合わせて、今の「ケチャダンス」の形式となった。男声の歌と力強いダンスの裏で、王様や妃、魔王、白猿、ガルーダが登場する物語が展開される。登場する、白猿はサービス精神旺盛で、途中観客席までやってきて、一緒に写真を撮ったり、観客をいじったりして、観光客を楽しませる。ウルワツ寺院でのケチャはバリ島の中で最も良いと言われていて、夕日を見ながら、ケチャを楽しむことができる。さらには、日本語の「あらすじ」ももらえるので、ストーリーを分かったうえで、ケチャを楽しむことができる。

夕日とケチャ
王、登場シーン
中高生くらいの小さな男の子も歌い手、踊り手として参加していた。
それぞれの村にBanjarという自治組織があり、毎日各Banjarがケチャを行う。
Ubudの寺院やショッピングモール、GWK、タナロット寺院でも
パフォーマンスを見ることができる。

35日目 笑顔の偉大さに気が付く

約1か月バリ島に暮らして、バリ島の人たちは笑顔が素敵だなということに改めて気が付いた。レストランやホテル、お店、道を歩いていても、私が顔を向けると素敵な笑顔を返してくれる。そうすると、こっちまで自然と笑顔になる。バリ島の接客に関しては、日本ほど完ぺきではないけれど、「笑顔」に関しては、日本の100倍素晴らしい。日本でも皆が「笑顔」を意識して過ごせば、幸福度も上がるのではないかなと思った。日本に帰国しても、意識的に笑顔で過ごしたいと思う。

インドネシアのコンビニ、ミニマート(Mini Mart)でずっと探していた「Ting Ting Jahe」を発見!Ting Ting Jaheはインドネシアのショウガキャンディーのこと。ソフトキャンディーでやわらかく、ショウガのピリッとした辛さと甘さがちょうどいい。人によって好き嫌いは分かれる味だけど、私は「好きなお菓子」に登録!1袋25個入りで130円くらい。ついつい食べ過ぎてしまうサイズ、味なので、自分で量をセーブする必要がある。少し変わったお土産にもピッタリ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回投稿もお楽しみに🌟

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?