バリ島でのインターンの様子をお届け④
現在、トビタテ留学8期生として、バリ島でインターンをしています。初めてのインターン・一人暮らしでなれないことが多いですが、その様子をレポートしていきたいと思います。
まずは、バリ島でインターンしようと思った理由から。
昨年、学校の研修で、バリ島へ行き、ある会社が運営する「環境問題」についてのプログラムに参加しました。そのプログラムは「環境問題をどうにかして解決したい」「そのために様々なことに挑戦したい」と私を変えるきっかけを与えてくれました。そんな私を変えるきっかけとなったプログラムを日本でも展開したいと思い、そのために必要なスキルや「良い組織とは何か」についてを学ぶために昨年お世話になった会社でのインターンを決意しました。プログラムを体験する側から、運営する側を見ることで、プログラムのマネージメントの仕方、プログラムを生み出せる背景などを知ることができたら、いいなと思っています。
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【第4週目(22~28日目)】
22日目 オフィスでみんなでBBQ
日本人学生100人とのプログラム実施に向けて、オフィスを一掃。オフィスで30人ほどが一斉にグループワークを行ったり、レクチャーを受けたりできるように、イスや机を端に寄せたり、大型モニターを移動させたりした。すると、広いスペースが生まれ、風が良く通るようになった。(吹き抜けオフィスの良さを改めて実感。)
夜は、オフィスで会社のメンバーと一緒にBBQ!数年ぶりの開催となるBBQ。コロナ前は、毎週BBQを開催していたらしい。宗教上の配慮で、お肉は、鶏肉。ベジタリアンのメンバーへの配慮もあり、トウモロコシ、パプリカ、玉ねぎ、ナス、マッシュ―ルームなどのいろいろな野菜、パインアップルをグリルした。誰も欠けることなく、各々ができること・得意なことを分担して、準備を進める。誰か1人に任せっきりにならないBBQに温かみを感じた。グリルしている間は、みんなでトランプをしたり、音楽をかけたりして楽しんだ。もちろん、BBQのチキンや野菜はとてもおいしかった。
23日目 特に何もなかったけれど
特記することは起こらなかったけれど、それはそれで、感謝。
明日から、100人の日本人学生がやってくる。心も身体も備えなければ!
24日目 日本人学生とのプログラム1日目
100人の学生は、バリの水問題に興味のあるWaterチーム、ゴミ問題に興味のあるWasteチーム、農業に興味のあるAgricultureチームの3つに分かれて今後、活動する。Wasteチームの30人が会社のオフィスに到着!!まずは、みんなでお昼ごはん。デリバリーした「ナシチャンプルー」(ごはんといろいろなおかずの入ったランチプレート)をビュッフェ形式で食べた。最初の私の任務は、日本人学生に向けて「どのような味のおかずか」「テンペとは何か」など「ナシチャンプル―」を日本語で説明すること。初めて見るインドネシア料理に戸惑った様子だったが、日本語で具体的に説明してあげたことで、みんなが、初めて食べるおかずにチャレンジしてくれた。
夜は、シーフード料理店でウェルカムパーティー。100人の学生+スタッフが一堂に会し、夕飯を食べた。まだまだ緊張感がほぐれない様子の学生たち。3日後くらいには、バリに慣れるかな。プログラム中何も起きないことを心から願う。
25日目 日本人学生とのプログラム2日目
Waterチームの30人をサポート。グループワークのお手伝いをしたり、英語でのコミュニケーションのサポートをした。
私自身、話し合いをより良くするアイデアを出すのが好きで、グループワークの際には、「こうやって、話し合い進めるのどう?」「この人いいアイデア持ってそう。」などとアドバイスすることが多い。しかし、今回は、生徒主体ということで、私からは何も言わずに自然に気がついてもらうことが目標だったので、口出ししてしまいたい衝動を抑えるのに必死だった笑(口チャック)
26日目 日本人学生とのプログラム3日目
バリは、ゴミ問題が深刻だ。川にはたくさんのゴミ。ゴミは埋め立て処理されるため、雨が降ると、川へたくさんのゴミが流れる。一方で、バリにはこれらの問題を解決しようとしている、たくさんのNGOが活動している。
Waterチームとともに川のゴミを集めて、分別する活動をしているNGOに尋ねた。学生たちは、ゴミ分別のお手伝いをしたり、NGOの方々にインタビューしたり。私は、説明やインタビューに対する答えを皆に日本語で翻訳する役割を担ったり、学生たちにバリのゴミ処理の現状を説明したりした。
午後は、Wasteチームと一緒に川のクリーンアップへ。学生たちと共に、岸や川に流れるゴミを拾い集めた。バリ島はプラ袋使用禁止令があるため、スーパーなどに行くと、トートバッグのようなものがもらえる。しかし、個人商店では、未だにプラ袋を使用していて、クリーンアップの際にもたくさんのプラ袋を拾った。
全体的にルールが遵守されないバリ島。(例えば、バイク乗車時にヘルメット着用が義務となっているが、警察に見つかった場合、お金(賄賂)を払えば見逃してくれる。)バリ島の環境問題を解決するには、まず、政府の仕組みから立て直す必要があるかもしれない。
27日目 日本人学生とのプログラム4日目
朝、私の滞在先の電気が突然使えなくなった。ガスもwifiもウォーターサーバーも使えず、朝ごはんも作れない。同居人のAさんも電気が使えないことに気が付き、色々試してみたところ、電気の契約が切れたとのことだった。契約を更新することで、電気の供給が再度始まり、私たちは電気が使えるようになった。
夕方は、恒例のビーチへ。夕日を見ようと思っていたけれど、日本人学生との夕食会に招待されて、夕日観覧は断念。同居人のインドネシア人Aさんも一緒に夕食へ。
日本人学生は、現地のインドネシア人とお話しできて喜んでいたし、Aさんは、日本人の友達ができた!と喜んでいた。「良い繋がり」のきっかけを私自身が作ることができて、満足。
28日目 読書の日(お仕事はお休み)
小川糸さんの『食堂かたつむり』を完読。ほんとに、いい話だった。主人公に感情移入して、所々涙がこぼれたが、「人とつながる」「温かいご飯を食べる」この二つがあれば、人生どうにかなるんだなって思えた。この本を読み終えたとき、丁寧にご飯を作りたくなって、バリ島の野菜で、「夏野菜の煮びたし」を作ることにした。しっかり素揚げした野菜を、出汁・しょうゆ・アップルビネガー・玉ねぎを混ぜた漬け汁に漬けたら、夏の暑さを忘れさせてくれるさっぱりとした一品となった。
午後は、スコールが来てしまい、ビーチにはいけなかったけれど、本を通していろいろ考えることができた素敵な一日だった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。写真が1枚しか無くて、文章ばかりでごめんなさい。
次回投稿もお楽しみに🌟(次回は写真多めで頑張ります。)
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