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バリ島でのインターンの様子をお届け⑥

現在、トビタテ留学8期生として、バリ島でインターンをしています。初めてのインターン・一人暮らしでなれないことが多いですが、その様子をレポートしていきたいと思います。

まずは、バリ島でインターンしようと思った理由から。
昨年、学校の研修で、バリ島へ行き、ある会社が運営する「環境問題」についてのプログラムに参加しました。そのプログラムは「環境問題をどうにかして解決したい」「そのために様々なことに挑戦したい」と私を変えるきっかけを与えてくれました。そんな私を変えるきっかけとなったプログラムを日本でも展開したいと思い、そのために必要なスキルや「良い組織とは何か」についてを学ぶために昨年お世話になった会社でのインターンを決意しました。プログラムを体験する側から、運営する側を見ることで、プログラムのマネージメントの仕方、プログラムを生み出せる背景などを知ることができたら、いいなと思っています。
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【第6週目(36~42日目)】

36日目 サポートDAY①

日本人学生たちは最終プレゼンテーションに向けて準備の日々。バリ島での問題を解決するためのソリューションを考えだし、最終プレゼンで発表する。解決案のために、買い物をしたり、実験をしたり、フィールドワークに出かけたり、インタビューをしたり。

「環境問題」という枠を飛び出し、ケチャダンスにフォーカスしている学生。ファッションに興味があり、サスティナブルなTシャツづくりに精を出している学生たち。音楽×ゴミというテーマでエンターテイメントを生み出そうとしている学生たち。小型の浄水器を天然の素材から作り出し、実験計画をしている学生たち。通訳から具体的な内容のお手伝いまで、学生たち以上に楽しんでしまっていた。

37日目 サポートDAY②

オフィスから、学生たちのお手伝い。私のインドネシア人の友達を通して、新しい知り合いと繋がって、学生たちとのコネクションを作ったり、やりたいことのサポートをしたり。サポートしているだけでも、それぞれが違ったアイデアに出会うことができて面白い。気がついたら、夕方に。あっという間に1日が終わっていた。

38日目 リハーサル

最終プレゼンに向けた、リハーサル。私も、リハーサルに参加してコメントを届けた。

39日目 最終プレゼン

学生たちの最終プレゼン。パワーポイントやCanvaなどの発表資料で発表する学生もいれば、紙芝居形式の手書きイラストで発表する学生もいる。個人的には、味のある手書きの発表資料が愛があって好きだ。ただ、どの発表形式にも創意工夫が溢れていて面白かった。3つに分かれているチームのうち、Waterチームとの関わりがほとんどだったため、関わりが少なかったWasteチームやAgricultureチームの学生たちの初見のアイデアには驚かされた。

環境問題や社会問題は、複雑に絡み合っていて、すべて一気に解決するのは難しいなと常々思う。学生たちが発表してくれたように、エンターテイメントと環境・社会問題をうまく組み合わせることができれば、誰も傷つけることなく問題を解決できるのではないかなと思う。(エンターテイメント×環境問題のアイデアをぼんやり・こっそり考え中。)

40日目 「雰囲気」と「ガーデン」

今日は日本人学生たちの帰国日。今日から、また新しい日本からのお客さんとのプログラム。私は、日本のとある企業の内定者研修をサポートする。私の会社のメンバーと日本の企業のメンバーの橋渡し役として、通訳やお手伝いができればと思っている。また、私の会社も今回の企業も「環境問題」についてアプローチしている企業だ。内定者の皆さんとどんなプログラムが作れるのか楽しみ。

会社の代表とランチを食べながら、おしゃべり。「会社で働いてみてどう?」という質問をされ、私は、日本の会社では、絶対に感じられないだろうなという仕事のスタイル、会社の雰囲気・空気感が好き、と答えた。すると、代表が「雰囲気」は「ガーデン」と一緒。雰囲気というのは、ガーデンと同じように手入れ、管理しないと生み出されない、と説明してくれ、私は一人、深く納得していた。ガーデニングと同じように、会社のメンバー1人1人が、その場が崩れないように調整しているからこそ居心地の良い「雰囲気」が保たれているのかもしれない。

41日目 コーヒーツリープランティング

朝6時出発で、日本の企業の皆さんとコーヒーツリープランティングへ。ビーチエリアから2時間ほど行った先にある、森の中の農園の一角に、コーヒーの苗を植えた。周りには、コーヒーの木以外にも、アボカドの木やバニラ、タロイモなどが同時に植えられていた。複数の植物を共生させ、森の中で農業を行うことをアグロフォレストリーという。単一栽培ではなく、複数の作物を栽培し、それぞれの植物は意味を持って存在しているという説明に感銘を受けた。お互いが成長しやすいように、影響を与え合う関係性が素敵。
【コーヒー以外の作物も同時に栽培することのメリット】
①コーヒーは年に1度しか収穫できないため、コーヒー以外の作物も同時に育てることで収入が安定する。
②ほかの作物によって、日差しからコーヒーの苗・木を守ることができる。
③ほかの作物によって土中に必要な栄養素や水を固定することができる。
④農業と同時に森も育てるため、自然保護の観点、CO2固定の観点からも◎

コーヒーツリー
コーヒー豆の出来上がりが楽しみ
ツリープランティングの後にいただいた、バナナの皮に包まれたおやつ。
無駄なゴミが出ないから👍
茹で落花生、蒸しさつまいも、蒸しタロイモ、蒸しバナナ、蒸しもち米
どれもおなかに溜まりやすいものばかり笑
蒸しバナナは意外とおいしい。さつまいものようなテイストに変わる。

ツリープランティング後は、滝へ。急で滑りやすい階段を100段(体感)下がった先に、滝が現れた。下流の川ばかり見ているせいか、バリ島の川=汚濁というイメージが私の中で定着していたが、滝がある上流の水は透き通っていた。また、水の近くということもあり、バリ島の暑さを忘れさせてくれる涼しさだった。

夕方は、恒例のビーチへ。夕日と一緒に3回目のルンピャ。いつもの豆腐、テンペのフライ、ルンピャの他に「オテオテ(Ote-ote)」という野菜のかき揚げのようなもの(衣多め)が入っていた。自然を堪能した個人的に最高な1日。

久しぶりのビーチサンセット
ここ最近、雨が多い。雲に覆われた空。

42日目 お仕事お休み!

今週1週間は、なぜかいつもより長く感じられた。私自身の大きなタスクもあったり、土曜日にツリープランティングに行ったりしたからかもしれない。ゆっくり過ごそう。久しぶりに自炊ができる喜びをかみしめた1日。

スネークフルーツ(サラック)にトライ。蛇の肌のような皮を持った果物。果肉は、酸っぱいような甘いような、ココナッツとリンゴとナシを混ぜたような味。少し灰汁があるのか、苦みも感じる。表皮を見ないようにすれば、おいしく食べられる果物。(マンゴスチンには勝てない、、、)

蛇の肌みたいな皮だから、スネークフルーツ。
中には、大きな種が入っている。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
インターンの終わりが見えてきました。。。バリ島に来てすぐは、日本に早く帰りたいなと思っていましたが、いまは、すっかりバリ島LOVEです。
次回投稿もお楽しみに🌟

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