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どうも、ゆるラクゴプロデューサーのイエモトです。
毎週、落研出身の二人がゆるい落語みたいなショートストーリーを作って遊ぶPodcast番組を配信しています。

3月はPodcastコラボ月間!毎回ゲストにポッドキャスターさんをお呼びしています。
直近の回からぜひ聴いてみてください!

さて、タイトルの通り、昨日丸5年勤めた会社の最終出社日でした。新卒で入った会社が今思えばブラック企業よりの就業体系であり、結婚を機にちゃんと定期的に休める会社に転職しようと思って入ったのが今の会社でした。そこを軸に転職活動をしただけあり、入ってからのギャップは全く無く、逆にホワイト過ぎて想定よりもプラスの方向でギャップを感じてしまったくらいでした。だって、そもそもの年間休日の他に土曜が祝日だったら金曜が休みになる制度があるとか、有給も前日に上司にSlack送ればOKとか、フルリモートでどこから働いてもOKとか、自宅(札幌)から所属事務所(東京)までの交通費全額負担とか、福利厚生で舞浜のシェラトンに1泊朝食付で5,500円で泊まれたりとか、あげたらキリが無いほどのホワイト加減で、こんな贅沢な環境で仕事をさせてもらえていたのだなぁと、今更ながらしみじみと感じています。

また、前職との違いに驚いたのは社員についてもそうで、まず嫌なことを言う人がおらず(少なくとも私のまわりには)、他者に対する配慮も行き届いており、それでも意見はしっかり言える雰囲気で、ざっくりまとめると良い人しかいなかったです。そもそもそういう人を採用しているのと、整った環境が社員の余裕を生み、そのようになっていったということなのでしょう。いや、読んでいる人にとってはもしかしたら「普通では?」と思うかもしれませんが、いろいろ察していただければ幸いです。

ただ、それでも会社や同僚に対して文句を言っている人はいましたし、精神的に不調となり休職や退職に陥る人も出ていました。働く人が何を求めているかによっては、いくら働く環境を整えても合わない人もいるのだなと勉強になりました。もちろん、私はそのホワイトな環境を求めて転職しましたので、もう本当に誇張表現でなく「天国」だと思って昨日まで過ごしていました。

前職とはぜんぜん違う業界に飛び込んだことで、たくさんの新しい知識やスキルの吸収や経験をすることができていました。前職で培ったブラック耐性もありましたから、他の同期などと比べて肩が温まっていたのもあり責任あるポストにもつけてもらったりもしました。これはあんまり良くないことかもしれませんが、今の仕事で「辛い」と思ったことが一度も無いのです。まさに順風満帆そのものです。でも、辞めました。

え、なんで辞めんの?って話しですよね。時間的にも空間的にも精神的にも余裕を持って働ける環境をかなぐり捨てて、わざわざ転職する必要あるの?と。私も客観的に見ていたら絶対にそう思います。なぜ辞めるのか。いろいろ考えましたが、一番しっくり来る言葉をNetflix「LIGHT HOUSE」でオードリーの若林さんが言っていました。「飽きた」んでしょうね。あまりにも幼稚で無責任に感じるでしょうが、それが真理だからしょうがありません。今の環境は居心地が良いけどワクワクはしないとか、34歳でこんな落ち着いちゃって良いんだっけ?とかの漠然とした不安に駆られることが増えたのです。だいたいもう全部出来るけど、それで?っていう感じが停滞しているように思ってしまうのです。もちろん、若林さんで言うところのオードリーについては、その後に東京ドームでのライブを成功させていますから、一回「飽きた」後もまだまだ新しい景色が見れることを証明してくれました。だから私も続けていけばまだまだ今の会社でワクワクするような仕事ができるのだろうとも思います。でも、衝動が勝ってしまいました。

2月上旬にちょうど良いタイミングで今の仕事経験を活かせる求人のオファーがあり、試しに選考に進んでみたらあれよあれよという間に内定が出ました。提示された条件も良く、一瞬悩みましたが、翌日には入社意思を伝えていました。次の会社はまだまだ歴史も浅く、諸々の仕組み含めて発展途上のような雰囲気を選考の中で感じ取りました。私としてはその方が裁量権を持って仕事ができそうだったので、それも決め手のひとつでした。まだ今から1ヶ月前は全く転職する気じゃなかったと思うと不思議な感じがします。人生、成り行きというやつでしょうか。 

前職では、どん底にいるような精神状態の中、ほぼ夜逃げ同然で転職をしました。だから一部の方にしか最後の挨拶もしていなければ、その後も未だに誰とも連絡を取っていません。我ながら辞めるのが下手過ぎると思いました。だから今の会社の辞め方の綺麗さにおいても一種の成長を感じるというか、まぁそれでも急は急なので上司や同僚に感謝しか無いのですが、とにかくちゃんと「最終出社日」に送られる形で過ごせたことが嬉しかったのです。終わりよければなんとやらと言いますが、今の会社においては、ずっと良かった上に終わりも良かったという贅沢な状態。ひとまず、この五年間どころか前職も含めた十年間が肯定された気持ちでいっぱいです。

4月1日から早速次の仕事の研修が始まります。それまでは有給消化という人生の夏休みショートバージョンを過ごしてリフレッシュしようと思います。

ここに書いたところでですが、五年間本当に本当にお世話になりました!ありがとうございました!

では、また。

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