発達障害のある人のための障害基礎年金講座 基本のき|一問一答でまとめました
すだちです。
今回は障害基礎年金についての基本のきについてまとめました。
「発達障害の告知を受けた高校生大学生くらいの方が」「将来に対して不安を覚えたときに」参考にできる内容を一問一答形式で、をお届けします。
気軽に一緒に勉強していきましょう。
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これから解説するのは、『障害基礎年金』という制度についてです。
「20歳より前に発達障害だと診断された、高校1年生のおさむ君」に説明をしていきます。
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Q.そもそも年金ってなんですか?
A.毎年、定期的に、継続してお金をもらえる制度のことです。
Q.障害基礎年金ってなに?
A.障害のある人がもらえる年金のことです。
Q.発達障害のある人は障害基礎年金をもらえるの
A.発達障害の特性が原因で、暮らすことや働くこと、他の人とのコミュニケーションに難しさがあって困っている場合は障害基礎年金を受け取れる可能性があります!
Q.障害基礎年金はいくらもらえるの?
A.障害の重さによって変わります。
より障害が重い「障害等級1級」の場合は年間97万円くらい
「障害等級2級」の場合は年間77万円くらいもらえます。
発達障害のある人の場合は「2級」の方をもらう場合が多いです。
Q.おさむ君の場合、障害基礎年金はいつからもらえるの?高校生のうちからもらえるの?
A. 高校生のうちからはもらえません。
20歳を過ぎてから、障害基礎年金をもらうための条件が揃っていれば支給されます。
障害基礎年金をもらうための条件については今度一緒に勉強しましょう!
Q.将来、お仕事をしていたら障害基礎年金はもらえないの?
A.働きながらもらうことも可能です。
収入が一定より少なかったり、サポートを受けながら働いている場合は
年金をもらっていた方が安心して暮らせるよね、と判断されて障害基礎年金を支給されたりします。
Q.障害基礎年金をもらわずに生活できるよう今から準備した方がいいの?
A.自立に向けて準備をする、というのはとっても素敵だと思います。
ただ、ひとつ覚えておいてください。「自立」をするためには「上手に人や制度に頼る力」が必要です。
なので、必要に応じて障害年金を受給する、というのも立派な「自立」の形です。
発達障害というのは、『見え方聞こえ方感じ方などが、多数派の人とはちがう特性』のことです。
社会は多数派の人が暮らしやすいようにつくられています。なので、少数派である発達障害の人たちにはどうしても暮らしにくい、と感じる場面が他の人より多いことがあります。
そんなハンデを少しでも減らせるように、障害年金は存在しています。
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おさむくん、お疲れ様でした!
制度を上手に活用できる、イカした大人を目指しましょう
今日はここまで!
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