着物のマナー
昭和40年代には田舎では着物姿が普通にあった。
モンペ姿で自転車に乗る主婦、前掛けやエプロン姿で買い物かごを持つ主婦
実家の庭では、ハンモックよろしく、竹籤で伸ばした長襦袢を干していた。
TPOに合わせた着物はあるだろうが、着物のTPOなんておかしい。
特に、普段着、作業着、遊び着
丈の長さも裄の長さも袖の形も、悠久の歴史に様々な蓄積が在る。
商家の旦那風なんていらんだろ。
自由だし、尖りもするし、みすぼらしいし、みっともないし、派手だし。
電車に乗るなら浴衣でも足袋ははいて足を守るし。寒いなら袷だろうが単衣だろうが4枚でも5枚でも重ねるし。着物生地じゃなくても着物に使えそうなら着物に使うし。
必要にあわせて着られるものを着る。16世紀からそれが常識です。
みていただくと、拙の着物姿は、マナー違反だらけです。さて幾つ見つかるかな?
こんな格好をしていたんで、奥さんに怒られてきられなくなっちゃいましたが(奥さんは拙以上に着物が好きです。付き合うきっかけも着物でした。ただ、伝統芸能、人間国宝だのの着物が好きなので、着物好きの方向性が違ったんです)。
ま、おふざけはそこまでにして
ほんの昭和の鯔背な立ち姿。こんな着物姿なんぞ皆さんも観たいだろうに。
ねぇ。
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