ハハとムスメの365日 #11 花柄のかぼちゃパンツ
2023/06/08
最近のこと。洗濯や部屋の片付け、皿洗いなどの家事がひと段落して、ふと娘の姿を見ると、すっぽんぽんやパンツなしがよくある。
そのままウッドデッキに出ていってしまうので、最初は「おいおい…!」と驚きを隠せなかったのだが、何度か繰り返されるうちに、冷静にパンツを履かせる余裕が出てきた。Don’t worry. She’s wearing!
暑いのか、かゆいのかよくわからないけど、体にまとわりつく衣服が嫌なのだろう。特に、十分丈や七分丈のズボンはすぐに脱ぎ捨てられていて、脱いだままの形で、静かに部屋に佇んでいる。
どうにか快適にズボンを履いてくれないだろうか…と思い、余り布たちを引っ張り出す。
薄くて滑らかな肌触り。春夏のシャツやブラウス、スカーフに使われる「ローン生地」があるではないか!
ちょうど、母の日のプレゼントとして祖母に手作りのスカーフを贈ったところだった。なぜか尺を間違えたらしく、だいぶ余っていたのだった。
青や紫の小さな花たちが散りばめられた繊細でかわいらしいデザインだ。このサイトを参考にして作ってみた。祖母は週2で通っているデイサービスに付けて行ってくれているそうだ。うれしい限りである。
さて、息子が幼稚園へ行く前から、待ちきれず作り出していく。息子は食べるのが実にゆっくりで、1時間かかることもあるくらい。時間はある。その間にさくさく布を切って、端の処理まで進めた。
今回も、YouTubeを見ながら作っていく。大雑把な自分にとって、型紙なしの服作りは性に合っている。少しずれても気にしない。
息子を一旦幼稚園へ送り出し、続きを縫う。まっすぐ縫うのはなかなか難しいものだ。もともと、裁縫は家庭科レベル。服作りを始めたのは今年に入ってからだった。
息子の幼稚園の入園準備のためにミシンを買ったのが、今の裁縫の楽しさに目覚めたきっかけだったと言える。
昼も近づき、2時間が経った。ミシンに向かっている時の自分はどうしても鋼塚さんになってしまう。
玉壺(仕事が休みの母)が背後にいるのに気づかなかった。それにしても、無施錠だったとは。不用心にも程がある。
母にはコーヒーとともに少々待ってもらい、完成した。
ウエストと裾のフリルがかわいい。そして、速乾なのがうれしい。素材を変えればもちろん季節を問わず履ける形なので、色々作ってみたいと思う。動画内では、コーデュロイの生地だったので秋冬によさそうだった。
娘も嫌がらず足を通してくれた。よかった…
しかしこの後、10分も経たぬうちにおしっこをしてしまい、布パンツとともに洗濯行きになった。
この夏は2人まとめてトイレトレーニングをする。土日は息子も休みだから、毎回物干しにはたくさんのパンツとズボンが風に揺られている。2017年製の洗濯機さん、そろそろ製造上の使用期限がちらつくが…今年もがんばっていただこう。
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