我思ふ Pt.23

今日は少し恋愛から離れましょうか。
女性の強さについてです。

あたしゃ女性至上主義じゃありません。

むしろ男を排除する方向に持っていこうとする様なサービスやグループとかは好きじゃありやせん。

平等を主張するなら男もキチンと同じサービスや商品を享受すべきと考えている中年です。

が、こんな考えは現代日本では認められる風潮ではないし、別に男としてせま苦しさを感じて生きているわけじゃないので、声を大にして主張するつもりは全く無い。もっと雑な言い方すれば「まぁいいんじゃない？」て感じかな。
この件に関しては議論する気はありやせん。
「ふーん、この屁理屈オカマメガネゴリラはそうなんやね」くらいに思ってて下さい。

ここまでが前置き。

以前ちょっといいゴルフ場に行ったのよね。
ちょっといいっつっても私みたいな経済弱者から見てってことですよ？

そこで明らかにキャバ嬢というかホステスさんであろう二人の女性と、お金持ち風の男性が私達の前に。

正直「はいはい、野郎の腕をひけらかす為に無理矢理連れて来られたんだろうね。水商売もブラックだよな…大変な仕事だよなぁ…」と思ってたんです。

でも私は異変に気付く。
ん？でもお二人お嬢さん方、上から下まで結構ちゃんとしたウェアだなぁ…
え？ゴルフクラブセットも…
何か随分良さげな…

ティーショットが始まりました。
見ないフリしてやっぱ気になっちゃうのよ。

野郎が一番です。　
お〜さすがだねぇ…。ホステスさん店外デートでゴルフ連れてくるだけあるわ。すんげードライバーショット。

キャピるお嬢さん二人。
そしてレディースティへと移動。

はい、お嬢さん壱号ティーショット。
ん？…構えが何かちょっと素人臭くないような気が…

パッキ〜〜ーン！！
あ、いい音…

え？
( ･ิϖ･ิ)

ん？
( ･ิϖ･ิ)

ナニ？
( ･ิϖ･ิ)

私達みんな↑こんな感じ(笑)
すんげードライバーショット。
真芯を食ってボールは真っ直ぐかっ飛んで行く。

続いてお嬢さん弐号。
これまた構えが何だかかっこいい…


パッキ〜ーン！
またまたいい音…

え？
(；・∀・)

は？
(；・∀・)

ん？
(；・∀・)

↑こんな感じ(笑)
これまたかっ飛んで行く。


世間知らずでゴルフ始めて数年の私は後から聞いたのだが、よくある話みたいだ。

店外デート、又は接待ゴルフなんかの為に腕を磨く嬢もいるみたいです。

腕を磨くっつってもお前磨き過ぎだろ(笑)
接待じゃなくてガチモードじゃないですか(笑)

水商売、されど水商売。
トーク術を磨き、お作法を学び、気配り目配り心配りを磨き、おまけにアフターや、店外デート、接待の為の技術技能まで磨く。
してまぁゴルフの腕前はとんでもなレベルまで磨いてしまう。
まぁこのお嬢さん2人は特別なんでしょうけど。

うん、確かにね土日祝とかに練習に行くと水商売風の方が練習してる時あるもんね。
趣味かなぁとか、運動の為かなぁとか思ってたけど、こういうことなんスね。

女性の強さっちゃあ凄い。
数年前私の友人の旦那さんが亡くなった。

不慮の事故でね。
考えてみなよ、急にいなくなるんだぜ？
なんの前置きもなく。
私なら耐えられないだろう。
私なら気が狂う。

みんなでサポートしようって話になって友人数名で駆けつけたんだがね、目を腫らしながらも色んなところへ連絡し、幼子をあやし、色んな手続きなど一人でモリモリこなしていた。

夜になり、そいつの母親が駆けつけた時に、「お母さん、なんか疲れた、少し休む」と微笑むと寝室へ消えた。

その様子見てたら…なんかすげー悲しくてね、思わず泣いちまった。

と、同時にその強さと健気さに感服したよね。

一通り行事をこなして、仲間で少し飲んだ時に野郎はみんな同じ事を言っていた。

「女は、母はとにかく強い」

女性の権利を主張したり強さをアピールするまでも無い。

心配すんな。あんたらは十分強ぇよ。

商品開発だって女性を味方に付けなきゃ勝てないっていうし、飲食店だって女性目線が大事と言うしね。

女性が活躍する社会を！ってもう活躍しとるがな。
すげぇと思いますよあたしゃ。

女性の権利を！ってもう権利あると思うけどなぁ。
もう野郎と変わらんと思うけどなあたしゃ。

これからは少し男の方も大事にしてほしいわねぇ…と、ねっとりとした口調で吐き捨てて、口の悪いオカマは今日も小指立てて焼酎のグラスを傾ける。

2020年　10月3日

インスタグラムより転載「我思ふ」

インスタグラムにて現在「我思ふ」Pt.102まで投稿しています。少しづつではありますがnoteに再編集して投稿していこうと思っております。今後とも宜しくお願いします。