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上司としてのNG行動~カタルシス編~

上司として面談を行う方も多いと思います。

どのような目的で面談を行うかによりますが、面談の際にNGとなる行動について~カタルシス編~としてご紹介します。

NGな行動
1.話を聞く(聴く)よりも話す方が多い
2.部下の考え方を否定している
3.話しにくい表情や雰囲気がある

あなたのチームや部署がより成果を上げられたり、効率化につながる一助となればと思います。

《カタルシス効果》がもたらすものとは

2つの目的の面談において、カタルシス効果の活用方法をお伝えします。

1.部下に気づきを与え、成長・育成を促す
2.不満や不安を取り除きモチベーションを向上させる

成長・育成・モチベーション向上に共通する点は心の動きです。

例えば、部下がなかなか成長しない場合、あなたはどのような面談を行うでしょうか?

現状認識のための面談やヒアリングを行うこともあるでしょう。

その際、「ここの案件は〇〇に対して△△するべきだったのではないか?」
などと指示やアドバイスを一方的に行うだけでは成長は促されないのはご存知かと思います。

カタルシス効果を活用する場合、部下のモヤモヤしている悩みや不安を解消するために

とにかく聴く
そして
共感する
ことが大切です。

男性は特に共感することを苦手とする方が多いようですが、あなたはどうでしょうか?

《カタルシス効果》でチームKPIを達成

2:6:2の法則で言うと、個人KPIが難しいメンバーもいると思います。

あなたがチームKPIを任されている立場ならどのように達成させるでしょうか。

【49才リーダーのMさんの事例】
Mさんはロジカルな考え方とプランニング力での数値管理が得意です。

しかし、メンバーのモチベーションコントロールが苦手でした。

「チームのメンバーの表情に注意を払うようにして、定期的な面談以外でもモチベーションが下がっているメンバーの不満を聞くようにしました。」

普段は数値管理とその共有をしているMさんですが、数値共有とタスクを具体的にしても行動に起こさないメンバーにイライラしていたといいます。

「部下に行動を促して数値管理を行うのが上司の役割だと思っていたのですが、行動を促す点に苦労しました。」

「行動しない理由が何なのか、とにかく話を聴くことに徹しました。」

「普段は私に近寄りがたい雰囲気があるようなので、コーヒーを飲みながら和やかに愚痴を聴く感じで面談を実施しました。」

その効果はどうでしたか?

「私が営業で学んだテクニックを部下にも使って、悩みを聞き出すことに徹した結果、部下の行動が変わったんです。」

Mさんは自分の考えやタスクを数値化することでチームをまとめているというマネジメント方法を見直し、カタルシス効果を活用したチームビルディングに成功したのです。

《カタルシス効果》はビジネスでもプライベートでも


上司としてのNG行動についてご紹介しました。

カタルシス効果の活用法は上司としてだけではなく、自分自身の心にも作用します。

Mさんの事例はカタルシス効果の二段活用と言えます。

自分自身のマネジメントについて〈書くこと〉で自分自身の不満やイライラを整理し、部下の面談で〈聴くこと〉によって部下にカタルシス効果を活用したのです。

まずは、あなた自身でカタルシス効果を実感してみてください。

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