見出し画像

溜飲が下がるコンテンツ

RICOH GR IIIx , 絞り優先AE f5.6 , 1/1000sec , -0.3EV , ISO100(オート)

モノトーンの集合住宅が建ち並ぶ一角にぽつんと建っている郵便ポストが印象的でした。置かれている空間の中での大きさも絶妙で、これはもしかしたら現代アートなのではないかと思ってしまうぐらい。

郵便ポストとか公衆電話を被写体として好む方って多くいらっしゃいいますね。私もショーウィンドウと並んで好きな観察対象です。日常生活の中で、色鮮やかなものが目に入る瞬間を幸せに感じているのかもしれません。

ただ(と、逆説の接続詞を使って無理矢理話を変えてみる)、色鮮やかなものが気になるとは言っても、ネットでもテレビでも、溜飲が下がるような厳しめで少し乱暴な言説が好まれる傾向というのは嫌だなと思うことがあります。

戦争が起こったり、疫病が流行ったり、景気がよくなかったり。みな不安なので、そういった論者の発言に寄りかかって溜飲を下げたいという気持ちが先立っているのかもしれませんね。私自身も焦っていることが多くあるなと感じます。

それが人を傷つけていることに気づいたら、論を重ねてブルドーザーのように踏み潰していくのではなく、いったん立ち止まって欲しいなと思うシーンに出会うことも増えました。

時間はかかるけれど、借りてきた言葉じゃなくて、自分の言葉で語れるようになりたいと思います。

そして新しく出会えた友人たちに感謝。

テレビの報道番組の定点観測を趣味とする写真好き。酢豚にもピザにもパイナップルを許容します。

●Twitter https://twitter.com/suburbian5
●Instagram https://www.instagram.com/suburbian.cat/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?