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【#85】オススメ本紹介!「9割捨てて10倍伝わる 要約力」

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。株式会社ネクスト COO
医療機器、不動産など複数の営業を経験。不動産営業では社内の歴代最高の売り上げ記録を更新。また、不動産エージェントとしての活動と並行して営業コーチとしても活動。エステサロン、英会話、弁護士業務、などの複数の業界において売り上げアップに尽力。業界問わずあらゆる営業において顧客の信頼を掴むコミュニケーション術を指導。

今回は9割捨てて10倍伝わる「要約力」という本についてお話し致します。

◎オンライン会議、チャット、メール……
リモートワーク全盛時代に必須の最短・最速で「伝わる」コミュニケーション改革
「くどい」
「長い」
「伝わらない」
相手に何かを伝えるとき、自分でこのように感じたり、相手から指摘されたりすることはありませんか。
本書では、届けたいメッセージを「短く」「明確に」することで、最短・最速で伝わる「要約力」のメソッドを、次の3つのステップに分けて伝授します。

1情報収集(必要十分な情報を集める)
2情報整理(情報をグループ分けする)
3情報伝達(相手に簡潔に伝える)
とくにビジネスで必要とされるのは、数多くの情報がある中から、それを効果的に相手に伝えること。
それが「要約力」であり、「1情報収集」「2情報整理」が欠かせません。そして、一番大事なのが「3相手に簡潔に伝える」ことです。
「要約力」を磨くことで、プライベートにおける人間関係の構築や、SNSでの投稿&コミュニケーション、日常で直面する大小さまざまな選択まで、あなたの人生が大きく変わります。

「要約力」を磨くために、今日からすぐに実践できるテクニックを紹介します。

9割捨てて10倍伝わる「要約力」

とても面白い本でした。 僕自身、オススメ本の紹介記事を書いている人間なのでこの要約力は非常に重要です。 本業の不動産の営業においてもお客さんが知りたいことを察知し、いかに少ない言葉で多くの情報をお伝えできるかというところは常に意識している部分です。 本書の「おわりに」に、
この情報化社会において情報の奴隷になってはいけない。「要約力を強化しよう」の裏メッセージは、「主体的に生きよう」です。
という記載があります。 非常に大切な観点だと思います。 要約とは単に情報を手短にまとめるだけではありません。 本書では情報の収集、整理、伝達の3ステップに分けて要約することを推奨していて、それぞれのコツも紹介してくれています。 ビジネスシーンはもちろん日常会話でも使えそうな汎用性の高い内容になっていて、要約のエクササイズもありますのでいくつかご紹介したいと思います。

エクササイズ:あなたの会社の魅力は何ですか?

本書のコンセプトは「9割捨てて10倍伝える」です。
この事を著者は「死んでもこれだけは伝える!を見つけること」というユニークな表現をしています。
この本に出てくる例題ですが、「あなたの会社の魅力は何ですか?一言で答えて下さい」という質問があります。

少し、読むのをやめて皆さんも1度考えてみて下さい。

あくまで一例ですが、パッと出てきそうな回答例としては
・顧客満足度が高いこと
・顧客のリピート率が高いこと
・社員同士の仲が良いこと
・福利厚生が手厚いこと

などがあります。
ちなみにこれらは本書推奨の答えではありません。

本書ではこれらをひっくるめて一言で表すと
・お客様と社員の双方に優しい会社
が伝わりやすい答えとして提示しています。
もちろん他にも魅力はあると思いますが、死んでもこれだけは伝えたいことというわけですね。

ポイントは具体情報と抽象情報を行き来する習慣をつけることです。
・顧客の満足度やリピート率が高い
・社員同士の仲が良い
・福利厚生がしっかりしている
これらは会社の魅力の具体例です。
これらを全て含めた上で一言で表そうとすると抽象的な表現に言い直す必要があります。
その結果、「お客様と社員の双方に優しい会社」という表現になるというわけです。

皆さんの考えた回答はいかがでしたでしょうか?

この問題の他にも
・自分の部屋の間取りを文章で説明する
・得意料理の手順を文章で説明する
など、ゲーム感覚で取り組む事が出来るエクササイズも紹介されています。

スピード社会では要約は必須のスキル

現代社会はビジネススピードが年々上がってきています。
会社でも意志決定や業務遂行の量は増えているのに時短傾向にあるという矛盾した状況です。
その中において、情報を的確にかつスピーディーに要約し伝達するスキルは必須となってくると言って良いと思います。
特にリモートでのやり取りが増えた事で、文字媒体でのやり取りも増えましたし、限定された発言の機会の中で的確に情報をやり取りする必要性はかなり高いはずです。
逆にこのスキルがないと、仕事が出来ない人というレッテルを貼られてしまう危険性までありますよね。

スマホさえあれば情報を取ることは誰にでも容易いです。
でも、結局、その先に情報処理及び伝達の能力が高さが求められるわけで、どこまでいっても競争は生まれてくるものなんだなと実感しますね。

時間の贅沢

最後に僕の感想を書きます。
この本に書いてある内容は僕もこれから是非とも身につけていきたい内容ばかりで本当に勉強になりました。
一方で、こんな忙(せわ)しない現代だからこそ、自然の中で過ごすことや、小説や映画を楽しむ、趣味に没頭してみるなんてことを時間を気にせずに出来る状況って凄く贅沢だなと思いました。
心が休まる穏やかな時間を過ごす事は人間にとって重要な事であると思います。
そういう時間を確保するために、課せられた業務を限られた時間内で終わらせるという意図で要約力を身につけられれば凄く有意義なのではないでしょうか?
テクノロジーの進化に適応するために必死に能力を獲得していった結果、精神をすり減らし続けるなんていう事にはならない様にしたいですよね。

皆さんは要約力をどの様に使っていきたいと思いましたか?

ではまた!

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